「汚れなきギリシアの愛人」リン・グレアム／山本みと訳　「今日から３カ月、僕の屋敷で愛人になってもらう」ギリシア富豪ニコロスの無慈悲な要求は、エラの父の借金をゼロにする条件だった。エラは戸惑い、恥じらった―男性を知らない私が、世慣れた彼の愛人に？身に余る代償を背負わされたエラだが、やがて愛人でありながらニコロスに恋をし、赤ちゃんまで授かってしまい…。「シークに罰せられて」シャロン・ケンドリック／井上京子訳　シエナは仕事でホテルのスイートルームを訪れ、相手の顔を見て凍りついた。この誰もがひれ伏すような圧倒的な存在感は、かつての恋人の大富豪ハシム！まさか彼が偽名を使ってまで私を呼び出すなんて。５年前、彼は婚約寸前で私を汚れた女と決めつけて捨てたのに…。彼は冷たい瞳で告げた。「君は僕を欲しがっている」「秘書に魅せられて」キム・ローレンス／大森みち花訳　秘書のナイアは罪深いほど美形の上司ジェイクに初対面で赤毛を非難されて以来、彼のことが苦手。とはいえ、彼に嫌われるのはつらかった。そんなある日、ジェイクのオフィスに赤ん坊が置き去りにされた！どうやら彼の双子の弟の仕業らしい。見るからに赤ん坊の扱いに四苦八苦しているジェイクを、彼女は放っておけず…。

グレアム，リン(グレアム，リン)
北アイルランド出身。１０代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは１５歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に１４歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す