内容紹介：会社と自宅を往復するだけの日々を送る二十八歳の堀越京也。そんなある日、高校時代に好意を寄せていた水瀬彩奈が義娘の愛莉と一緒に隣に引っ越してきて……。
一緒に過ごした時間が、俺たちを“家族”にしていく。毎日会社と自宅を往復するだけの日々を送る堀越京也。そんなある日、京也が高校時代に好意を寄せていた水瀬彩奈が義娘の愛莉と一緒に隣に引っ越してくる。十年ぶりの再会に少し戸惑いつつも、彩奈が愛莉を引き取った理由、そして誰にも頼らず生きてきたことを知った京也は、彼女を放っておけず自然と彼女たちに関わるようになる。ぎこちなくも温かな時間を重ねるうち、三人はまるで家族のようになるのだが、彩奈から「もう、君には頼れない」と距離を置かれてしまい…。

篠宮　夕(シノミヤ　ユウ)
第３０回ファンタジア文庫大賞〈金賞＆審査員特別賞〉でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）