構図、色、光、コントラスト、視線誘導、ストーリーテリング―。本書では、ミニマル写真の表現で重視されてきた基本要素を応用し、グラフィック、イラスト、映像など、あらゆるビジュアル制作に欠かせない「画面の構成力」を養います。写真表現を言語化してより深みある作品づくりを目指すフォトグラファー、殺風景から脱却してミニマルな表現のなかに強さを込めたいアーティストやＰＲ担当者、伝えたいメッセージが伝わる画面をつくりたいデザイナーや映像制作者、情報の見せ方に悩んでいるすべてのクリエイターに贈る、写真から学ぶ視覚表現の基礎を身につける一冊です。
もくじ情報：構図（シンプルさ；バランスと重心　ほか）；光、色、コントラスト（ハイキー；ローキー　ほか）；クリエイティブな撮影術（幾何学的なフォルム；視点を変える　ほか）；ストーリーを語る（孤独と隔離；夜の撮影　ほか）

ザカライアス，アントニー(ザカライアス，アントニー)
ミニマリズムに強い関心を持ち、建築写真と長時間露光撮影を専門にする芸術写真家。幅広い撮影スキルに関する著作活動、レクチャー、ティーチングに加えて、マンダリンオリエンタル、米国トヨタ、スカイ・アトランティックなど、数多くの企業の広告写真を手がけ、その他多くの写真雑誌で作品を発表している。２０２１年と２０２３年の「Ｈａｓｓｅｌｂｌａｄ　Ｍａｓｔｅｒｓ」建築写真部門ファイナリスト、２０２２年と２０２３年の「Ｔｈｅ　Ｂｒｉｔｉｓｈ　Ｐｈｏｔｏｇｒａｐｈｙ　Ａｗａｒｄｓ」の数少ないファイナリストになり、２０２３年の「Ｉｎｔｅｒｍａｔｉｏｎａｌ　Ｐｈｏｔｏｇｒａｐｈｙ　Ａｗａｒｄｓ（ＩＰＡ）」では建築部門で入賞した