内容紹介：トランプ政権による、高関税政策などの常軌を逸した行動の背景と、政治経済政策の歴史的変遷、それを乗り越える方途を指し示す。
もくじ情報：第１篇　トランプ政権の政治経済政策（ドナルド・トランプは、なぜ返り咲きに成功したのか；第一次トランプ政権の政策は、何を生み出したのか―減税と規制緩和の経済政策の帰結；第二次トランプ政権による排外主義・高関税政策の実施）；第２篇　アメリカ通商体制とトランプ関税の歴史的背景（アメリカ通商体制は、戦後どのように変遷したのか；世界経済危機が貿易と世界経済に与えた衝撃とはなにか；トランプ政権の高関税政策の歴史的背景―アメリカ産業の衰退とグローバル・サプライチェーン）；第３篇　トランプ政権の政治経済政策とそれを乗り越える戦略（「小さな政府」・減税・規制緩和でアメリカ経済は蘇るのか；パンデミックとアメリカ経済の現局面；長期的経済成長の鈍化をいかに反転させるか）；まとめにかえて―グローバル経済の国際租税システムを考える

萩原　伸次郎(ハギワラ　シンジロウ)
１９４７年、京都市生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学。横浜国立大学経済学部教授、同学部長、米国マサチューセッツ大学経済学部客員研究員などを経て、横浜国立大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）