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出版社名:慶應義塾大学出版会
出版年月:2025年10月
ISBN:978-4-7664-3055-4
228,5P 19cm
「美食の国」フランスの誕生 ガストロノミーが作ったおいしい歴史
梶谷彩子/著
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:空腹と心も満たす食の歴史を召し上がれ!「フランス=美食の国」というイメージはどう定着したのか。「食べること」への思いが作り上げたフランスの豊かな食文化の歴史をひもとく。2010年にフランスの「美食術」が、2022年に「バゲット」がユネスコの無形文化遺産に登録された。「フランス=美食の国」というイメージはいつ、どのようにしてできたのか。その背景を探るべく、本書では19世紀から20世紀にかけてのフランス食文化の展開を辿る。革命を経てレストラン黄金時代が到来したパリは、スターシェフと美食家たちの情熱によって「美食の都」として揺るぎない地位を築く。その後、技術革新や社会情勢の変化を経験しなが…(続く
内容紹介:空腹と心も満たす食の歴史を召し上がれ!「フランス=美食の国」というイメージはどう定着したのか。「食べること」への思いが作り上げたフランスの豊かな食文化の歴史をひもとく。2010年にフランスの「美食術」が、2022年に「バゲット」がユネスコの無形文化遺産に登録された。「フランス=美食の国」というイメージはいつ、どのようにしてできたのか。その背景を探るべく、本書では19世紀から20世紀にかけてのフランス食文化の展開を辿る。革命を経てレストラン黄金時代が到来したパリは、スターシェフと美食家たちの情熱によって「美食の都」として揺るぎない地位を築く。その後、技術革新や社会情勢の変化を経験しながら、食に対するまなざしも変容する。「地方振興」と旅行の普及は、ガイドブック誕生と地方料理の再発見を促し、フランスを「美食の国」へと押し上げた。そして「ガストロノミー」と呼ばれる食を題材とした言説は、「美食の都」から「美食の国」への変貌をリアルタイムに描き出してきた。高級フレンチと素朴な地方料理、どちらの魅力も併せ持つフランスの、豊かな食の旅へと出かけよう。
空腹と心も満たす食の歴史を召し上がれ。革命から、レストラン誕生、技術革新、地方料理の再発見まで―19~20世紀の文化をひもとき、「美食の国」として確立していく過程を描く。フランス食文化史の決定版。
もくじ情報:第一章 フランスの「食の革命」(一七世紀―「フランス料理」イメージ形成の第一段階;一八世紀―近代以前のフランス料理の「美」の頂点;レストラン誕生のきっかけ);第二章 レストランの誕生―ガストロノミーとスターシェフ(レストラン黄金時代;ガストロノミー―「食べること」を書く;時代を彩る「スターシェフ」たち);第三章 美食の発展を支えたものたち―交通、テクノロジー、ベル・エポック(パリの「中央市場」のにぎわい;パリ大改造;交通網の発展―鉄道と自動車;食の「テクノロジー」のはじまり;ベル・エポックに花開いた文化);第四章 地方主義とガストロノミー―美食家たちの飽くなき探求(「地方」のあり方を明らかにする―地方主義の誕生と展開;「地方の食」に注目!―ガストロノミーと美食家が果たした役割;『美食のフランス』が見出した「地方」);第五章 旅と食のおいしい関係―ガストロノミー・ツーリズムと美食ガイドブック(「旅」の変化;ガイドブックの歴史―『ブルー・ガイド』と『ミシュランガイド』の変遷;旅と食のマリアージュ)
著者プロフィール
梶谷 彩子(カジタニ アヤコ)
2011年お茶の水女子大学文教育学部仏語圏言語文化コース卒業、2019年同大学大学院博士後期課程修了、人文科学博士。現在、お茶の水女子大学基幹研究院研究員。東京都立大学・法政大学・お茶の水女子大学などで非常勤講師を勤める。専門は近代フランスの食文化論。論文「近代フランスにおける美食ガイドブック―「旅における食」へのまなざしの変遷をめぐって」(『余暇ツーリズム学会誌』第9号、2022年3月)で余暇ツーリズム学会2022年度論文表彰を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
梶谷 彩子(カジタニ アヤコ)
2011年お茶の水女子大学文教育学部仏語圏言語文化コース卒業、2019年同大学大学院博士後期課程修了、人文科学博士。現在、お茶の水女子大学基幹研究院研究員。東京都立大学・法政大学・お茶の水女子大学などで非常勤講師を勤める。専門は近代フランスの食文化論。論文「近代フランスにおける美食ガイドブック―「旅における食」へのまなざしの変遷をめぐって」(『余暇ツーリズム学会誌』第9号、2022年3月)で余暇ツーリズム学会2022年度論文表彰を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)