内容紹介：クリエイター、森本千絵がアイデアを生み出すために描いてきた「はじまりの絵」を１冊にまとめた。広告ポスター、ミュージックビデオ、ＣＭ、商品パッケージ、ＣＤジャケットなど、幅広い分野で活躍するアートディレクター／クリエイティブディレクターの森本千絵さん。彼女の作り出す、オリジナリティがあって、エモーショナルなビジュアルの数々は多くの人の心をつかんでいる。森本千絵さんはどのようにアイデアを形にしているのか。彼女はまずスケッチブックにアクリル絵の具やクレヨンを使って、物語やアイデアのイメージを描く。スケッチ段階で自由に発想を膨らませることで、アイデアがブラッシュアップされていく。そしてこのスケッチをもとにプレゼンテーションの資料やストーリーボード、絵コンテなどを制作し、制作スタッフ（写真家・映像作家・美術監督など）やアーティスト、クライアントと世界観を共有している。本書は森本千絵さんがこれまで発表してきたミュージックビデオやグラフィック広告、アルバムジャケット、テレビＣＭなどを作る際に、アイデアの核として描いてきた「はじまりの絵」をまとめたもの。それはあくまでも完成イメージを共有するために描いた「はじまりの絵」なのだが、そのどれもがどこか懐かしく、見ているだけでいろいろなイメージを掻き立ててくれる魅力的な絵ばかり。発想の原点となった不思議な絵の世界を堪能できる。さらに森本千絵さんのインタビュー、森本さんの絵の世界の面白さを良く知る所縁のアーティストとの対談も掲載。アイデアを生み出すための発想方法に迫っていく。