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出版社名:法政大学出版局
出版年月:1997年1月
ISBN:978-4-588-05093-0
148P 19cm
西田幾多郎その軌跡と系譜 哲学の文学的考察 新装版/教養選書 93
藤田健治/著
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:『草枕』と通底する『善の研究』の「純粋経験」の論理をはじめ,西田哲学の世界を自在かつ批判的に考察。哲学の人間学への回帰,文学との緊密な関係の樹立を促す。
西田幾多郎『善の研究』における「純粋経験」の論理は、夏目漱石『草枕』のテーマと通底している。そのことから説き起こし、西田哲学の「即非」「場所」「我と汝」等々の論理、その後の系譜を読み解いてゆく。しかし一方、西田の原理中心的で宗教的指向の強い「上からの哲学」を批判、尋常普通かつ凡庸なる人間の生活に根ざし、醜悪な暗部をも直視する人間学として、哲学の再生を訴える。ドイツ観念論中心に哲学研究に生涯を捧げた著者が、「大凡下」の立場で哲学への思…(続く
内容紹介:『草枕』と通底する『善の研究』の「純粋経験」の論理をはじめ,西田哲学の世界を自在かつ批判的に考察。哲学の人間学への回帰,文学との緊密な関係の樹立を促す。
西田幾多郎『善の研究』における「純粋経験」の論理は、夏目漱石『草枕』のテーマと通底している。そのことから説き起こし、西田哲学の「即非」「場所」「我と汝」等々の論理、その後の系譜を読み解いてゆく。しかし一方、西田の原理中心的で宗教的指向の強い「上からの哲学」を批判、尋常普通かつ凡庸なる人間の生活に根ざし、醜悪な暗部をも直視する人間学として、哲学の再生を訴える。ドイツ観念論中心に哲学研究に生涯を捧げた著者が、「大凡下」の立場で哲学への思いを切々と語った書。
もくじ情報:1 哲学の文学的考察;2 漱石と西田の共通性と相違;3 哲学者の表現;4 西田哲学の原理研究;5 西田の「即非の論理」;6 西田哲学における原理研究の転換;7 西田の歴史的世界;8 西田哲学における人間の問題;9 西田哲学の宗教的指向;10 悪への視点;11 西田以前及び以後

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