青森県元弘前藩士の笹森儀助が、さい果ての地琉球を踏査したのは１８９３（明治２６）年。そのときの記録『南嶋探験』を辿りつつ激動の１００年を多角的に検証する。激動の１００年を照射する歴史ドキュメント。
もくじ情報：笹森儀助の足跡―庶民の生活つぶさに記録；琉球新報創刊―太田沖縄改革の急先鋒；首里城の光と影―正殿解体の危機も；旧王家の人々―廃藩置県後、華族に；人口―百年前は４２万人；道路・交通―荷馬車から鉄道、自動車へ；海上交通―政府から下賜された大有丸；港湾―難所だった那覇港〔ほか〕