内容紹介：説明： ；大衆運動としての文革を活写。社会の敵とみなされた一家に降りかかる理不尽な仕打ちと、陰で支えてくれた様々な優しさ。自身の文革体験を日本語でつづった手記。◎ちょっと詳しい説明 今日の中国を理解するために、いま社会の中堅を担う世代が育った「文革」という時代を、是非振り返って考えてほしい。…文革前夜の不穏な空気を肌で感じた幼少時代から、東北地方の農村での父一人娘一人の生活、一家離散を経て、「下放」政策によって農村の「青年の家」で過ごした集団生活。過酷ながらも友情に救われた青春時代。そして文革の収束までの、波瀾の１３年間を世相とともに綴る。
もくじ情報：第１部　嵐の到来（パパが帰ってきた；社会的異変　ほか）；第２部　一歩半の家（父の故郷―前五里営子；村の子供　ほか）；第３部　波乱が続く（第十四中学校；自慢の農場　ほか）；第４部　青年の家（魔法瓶と麦藁帽；長い一日　ほか）

張　新力(ジャン　シンリー)
１９５９年１１月中国河北省石家荘市生まれ。１９８６年北京師範大学外国語学部、日本語学科卒業。１９９０年～１９９８年名古屋大学大学院法学研究科（政治学専攻）博士課程在籍。現在、愛知工業大学基礎教育センター講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）