内容紹介：　金融市場の大波乱が続いているが、長期投資としての株式投資の魅力は失われていない。「貯蓄から投資」が進まなかったのは、損をしない特別な方法があるとの幻想があったからだ。銘柄選びに偏重した投資家教育の弊害を指摘し、初心者投資家のための時間・銘柄分散という健全な資産形成の重要性を基礎付ける。
もくじ情報：第１部　簡単であるべき個人の株式投資（大波乱の時代の資産運用；サブプライム危機後の株式投資；初心者投資家の投資方法；誰でも理解できるシンプルな投資教育の必要性）；第２部　変わる個人の資産運用環境（貯蓄から投資へ；日本の株式投資の現状；日本の社会経済環境の変化；金融環境の変化；高まる株式投資の魅力；個人の直接投資を可能にした環境変化；株式投資の基本的な考え方；個人株主を増やす環境整備の必然性；個人金融の将来課題）

家森　信善(ヤモリ　ノブヨシ)
名古屋大学大学院経済学研究科教授。１９６３年滋賀県生まれ。神戸大学大学院博士前期課程修了。名古屋大学助教授などを経て、２００４年より現職。現在、名古屋大学総長補佐、日本金融学会常任理事などを兼務（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）