カウンセリングの高度な専門性に言及し，著者の統合的療法と他の療法との相違を挙げながら，学校現場での心理臨床のあり方を示す。

もくじ情報：第１章　カウンセリングや心理療法とは何か（考えの出発点；カウンセリングや心理療法の対象は何か　ほか）；第２章　心理カウンセラーやサイコセラピストの専門性（カウンセリング・心理療法の４モデル；心理カウンセラーと関連する他職種との共通点と相違点　ほか）；第３章　私の統合的アプローチ（カウンセリングや心理療法の個性的統合；心理的問題の発生に影響する要因　ほか）；第４章　初心カウンセラーへのアドバイス（初期の留意点；中期の対応　ほか）；第５章　さまざまなクライエント（発達障害；不登校　ほか）

倉光　修(クラミツ　オサム)
１９５１年、京都府生まれ。１９８０年、京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。京都大学教育学部助手、同大学保健管理センター講師、京都府立大学文学部助教授、大阪大学人間科学部助教授、同大学大学院人間科学研究科教授を経て、東京大学学生相談ネットワーク本部学生相談所所長・教授、臨床心理士、博士（教育学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）