内容紹介：以前より関心を持ち、しばしば合唱や声楽作品のテキストに選び作曲されてきた宮沢賢治の詩による４曲の組曲。もっとも著名かつ深淵難解ながら煌めく言語の魅力と拡散する想像力で読者を惹き付け続けている詩集《春と修羅》に正面から取り組んだ意欲作。音楽は、「その限りなく豊かで複雑な内的宇宙と厳しくも儚い下界の空気から射し込んでくる強いイマジネーションに喚起され、或いは翻弄されながら、そのすべてを飲み込み、原風景を劇的に抉り、彫たくしてゆく」（作曲者）。中高生に内在しうる純粋、鋭敏な感覚と限りない可能性を求めた力作。[難易度]上級　[対象]中学生・高校生・一般合唱団