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出版社名:思文閣出版
出版年月:2012年2月
ISBN:978-4-7842-1607-9
315,11P 22cm
室町水墨画と五山文学
城市真理子/著
組合員価格 税込 5,940
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:室町時代中期の画僧である「岳翁」は、ながらく伝歴不明の画師であった。昭和二年に「蔵丘」という名を持つことが判明したのち、田中一松氏により、周文の弟子であることを示す同時代史料とともに多くの無落款の作品が紹介されている。 本書ではまず、岳翁と東福寺僧了庵桂悟の関係を手がかりに、詩画軸制作のありようを探り、雪舟と関連づけることで、周文の実像に迫ることを試みる。さらに禅僧の文人的営為を反映するものとして、周文筆と伝えられる詩画軸や煎茶図様の水墨画について考察。関連作品を再検討することにより、室町時代の詩画軸における詩と絵画の関係、禅林での詩画軸の制作行程、禅僧の文人意識の絵画への反映を論…(続く
内容紹介:室町時代中期の画僧である「岳翁」は、ながらく伝歴不明の画師であった。昭和二年に「蔵丘」という名を持つことが判明したのち、田中一松氏により、周文の弟子であることを示す同時代史料とともに多くの無落款の作品が紹介されている。 本書ではまず、岳翁と東福寺僧了庵桂悟の関係を手がかりに、詩画軸制作のありようを探り、雪舟と関連づけることで、周文の実像に迫ることを試みる。さらに禅僧の文人的営為を反映するものとして、周文筆と伝えられる詩画軸や煎茶図様の水墨画について考察。関連作品を再検討することにより、室町時代の詩画軸における詩と絵画の関係、禅林での詩画軸の制作行程、禅僧の文人意識の絵画への反映を論じ、詩文僧による〈詩画軸制作システム〉を解明していく。
もくじ情報:室町水墨画の世界―ある山水図の場合;第1部 (岳翁―了庵桂悟との関わりにみる周文派詩画軸制作の様相;岳翁画の画賛と画題の検討;雪舟と岳翁―「周文」の記憶);第2部 (宝徳二年(一四五〇)の詩画軸制作システム―伝周文筆「沙鴎図」(鹿苑寺蔵)をめぐって;室町水墨画の「煎茶」―文人図様をめぐって)
著者プロフィール
城市 真理子(ジョウイチ マリコ)
1964年生。九州大学を卒業後、毛利博物館学芸員を経て、大阪大学大学院博士後期課程修了(東洋・日本美術史専攻)。博士(文学)。現在、京都光華女子大学・立命館大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
城市 真理子(ジョウイチ マリコ)
1964年生。九州大学を卒業後、毛利博物館学芸員を経て、大阪大学大学院博士後期課程修了(東洋・日本美術史専攻)。博士(文学)。現在、京都光華女子大学・立命館大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)