内容紹介：現代神学の根本をなすものとなったブルトマンの「非神話化」主張とは？現代世界に生きる我々に、知性を犠牲にすることなく、キリスト教を信じ続ける力を与えるブルトマンの思想を紹介する。１９９１年発行書の新装版。
もくじ情報：１　学者となるまで（学生時代；学位と大学教授資格）；２　『共観福音書伝承史』と『イエス』（様式史的研究；弁証法神学運動への参加；画期的な『イエス』；ナチスの支配；イエスの到来の意味について）；３　非神話化をめぐって（非神話化の提唱；奇跡について；ボンヘッファーの評価；目に見えない世界について；バルトの対応；ブルンナーとゴーガルテン）；４　ブルトマンの業績（非神話化以外の著作・論文；ブルトマンの歴史観）；５　ブルトマンと継承者たち（愛と誠実の人；ブルトマンを継承する人々）

笠井　恵二(カサイ　ケイジ)
１９４１（昭和１６）年、東京に生まれる。青山学院大学文学部神学科卒業、京都大学文学部大学院キリスト教学科修士課程修了。大津・高知・奈良で牧師。１９７２～７７年、バーゼル大学神学部留学。神学博士。現在、京都産業大学教授。専攻はキリスト教学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）