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出版社名:勉誠社
出版年月:2016年3月
ISBN:978-4-585-22661-1
284P 21cm
アジア遊学 195/もう一つの日本文学史 室町・性愛・時間
/国文学研究資料館/編
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:室町―長らく「文化不毛」と評されてきたこの時代は、研究の飛躍的な進展により、豊饒な広がりをもつことが明らかになってきた。女・語り・占いというキーワードから、皮膜に覆われていた室町の庶民文化像を炙り出す。性愛―「性」をめぐる問題は、長らく文学史から忌避されてきた。人間存在の根源的なテーマであるにもかかわらず・・・。社会・思想・文化が交差する結節点として「性」の問題を捉えかえし、江戸期のジェンダーの多様性、春画・春本の歴史的・文化的位置を提示する。時間―「時(とき)」という概念がいかにして文学のなかに描かれるようになったのか。人の紡ぐ物語には常に時が伴われる。このテーマのみでも文学史を描…(続く
内容紹介:室町―長らく「文化不毛」と評されてきたこの時代は、研究の飛躍的な進展により、豊饒な広がりをもつことが明らかになってきた。女・語り・占いというキーワードから、皮膜に覆われていた室町の庶民文化像を炙り出す。性愛―「性」をめぐる問題は、長らく文学史から忌避されてきた。人間存在の根源的なテーマであるにもかかわらず・・・。社会・思想・文化が交差する結節点として「性」の問題を捉えかえし、江戸期のジェンダーの多様性、春画・春本の歴史的・文化的位置を提示する。時間―「時(とき)」という概念がいかにして文学のなかに描かれるようになったのか。人の紡ぐ物語には常に時が伴われる。このテーマのみでも文学史を描くべき題材であろう。コトバと時間にまつわる様々な諸相から、人が「時」をどのように操ってきたのか、その歴史の断片をかいま見る。
もくじ情報:1 もう一つの室町―女・語り・占い(「占や算」―中世末期の占いの諸相;物語草子と尼僧―もう一つの熊野の物語をめぐって;女性・語り・救済と中世のコスモロジー―東西の視点から);2 男たちの性愛―春本と春画と(若衆―もう一つのジェンダー;西鶴晩年の好色物における「男」の姿と語りにおける機能;その後の「世之介」―好色本・春本のセクシュアリティと趣向;春画の可能性と江戸時代のイエ意識;艶本・春画の享受者たち;春画における男色の描写);3 時間を翻訳する―言語交通と近代(梶井基次郎文学におけるモノの歴史;テクストの中の時計―「クリスマス・キャロル」の翻訳をめぐって;近代中国の誤読した「明治」と不在の「江戸」―漢字圏の二つの言文一致運動との関連;「時」の聖俗―「き」と「けり」と)

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