内容紹介：複数の問題領域における日本と中国の対外政策について比較規範分析を行うことを通じて、「国際社会」における日中関係の基本的な位置づけや性格を描き出す。７つの章と４つのコラムを収め、巻末に人名索引・事項索引を付す。
もくじ情報：序章　東アジアのなかの日本と中国―比較規範分析のアプローチ；第１章　変動する東アジアの交錯する規範―理論的考察；第２章　国際社会における日中関係―グローバル・ガバナンスの視点から；第３章　パワーシフトのなかの日本と中国―安全保障政策の変遷と規範状況；第４章　日中両国の対外援助規範の比較；第５章　日本と中国の国際平和協力活動―国際規範と国内規範の相克；第６章　東アジア地域統合をめぐる日中のアイディア―日本経済界と規範形成の視点から；第７章　知的財産問題からみる日本と中国

兪　敏浩(ユ　ビンコウ)
名古屋商科大学コミュニケーション学部准教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。博士（法学）。専攻は現代中国論、東アジア国際関係論