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出版社名:八木書店古書出版部
出版年月:2019年6月
ISBN:978-4-8406-9767-5
283,16P 27cm
江戸歌舞伎長唄成立史
漆崎まり/著 原道生/監修
組合員価格 税込 14,850
(通常価格 税込 16,500円)
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内容紹介・もくじなど
元禄時代の歌舞伎役者は演技と科白ばかりでなく、芝居の中で唄を歌うことがあった。唄の巧拙も役者の評価基準の一つであった。享保中期以降になると、役者・音曲方は分化・専業化し、座付き演奏者の専門芸となり、役者は全く唄を唄わなくなり、現在見る歌舞伎の様式が成立する。本書は8000点におよぶ小唄・長唄正本(薄物正本)の調査により初めてその実態を明かにした。
もくじ情報:第1部 長唄正本の版行形態(中村座(享保期から寛政三年);市村座(享保期から寛政期);森田座・河原崎座(享保から享和期));第2部 長唄成立史(正本の刊行と長唄の形成;小歌から長唄への展開);第3部 中村座における株板化の動向(地本として…(続く
元禄時代の歌舞伎役者は演技と科白ばかりでなく、芝居の中で唄を歌うことがあった。唄の巧拙も役者の評価基準の一つであった。享保中期以降になると、役者・音曲方は分化・専業化し、座付き演奏者の専門芸となり、役者は全く唄を唄わなくなり、現在見る歌舞伎の様式が成立する。本書は8000点におよぶ小唄・長唄正本(薄物正本)の調査により初めてその実態を明かにした。
もくじ情報:第1部 長唄正本の版行形態(中村座(享保期から寛政三年);市村座(享保期から寛政期);森田座・河原崎座(享保から享和期));第2部 長唄成立史(正本の刊行と長唄の形成;小歌から長唄への展開);第3部 中村座における株板化の動向(地本としての長唄の薄物;正本と偽版;相版化;版元の交代;「後版」グループ;株板化の要因;天保期の芝居町移転後);付編(江戸歌舞伎における長唄の形成―芸態の変化を捉えて;河東節正本の版行に関する一考察―江戸歌舞伎における初期の音曲正本と位置付けて)
著者プロフィール
漆〓 まり(ウルシザキ マリ)
1958年生まれ。武蔵野音楽大学ピアノ科卒。東京芸術大学楽理科卒。同大学院博士課程修了後、同大学助手、東海大学非常勤講師を経て、国際日本文化研究センター研究部機関研究員。2017年6月没
漆〓 まり(ウルシザキ マリ)
1958年生まれ。武蔵野音楽大学ピアノ科卒。東京芸術大学楽理科卒。同大学院博士課程修了後、同大学助手、東海大学非常勤講師を経て、国際日本文化研究センター研究部機関研究員。2017年6月没