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出版社名:京都大学学術出版会
出版年月:2019年11月
ISBN:978-4-8140-0241-2
294,6P 23cm
病縁の映像地域研究 タイ北部のHIV陽性者をめぐる共振のドキュメンタリー/地域研究叢書 38
直井里予/著
組合員価格 税込 3,168
(通常価格 税込 3,520円)
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内容紹介・もくじなど
フィールド研究における動画利用が急速に進んでいる。確かに映像には、文字では記録しきれない、社会関係の多様さとその背景にある文化を映し込む力がある。一方で、例えばカメラの前では人々が晴れ着に着替えるといったように、映像には、社会関係自体に介入してしまう強い浸透力があり、撮影者(調査者)による映像選択の恣意性の入り込む余地も大きい。映像作家として、エイズ発症の恐怖や差別と闘いながら生きるHIV陽性者の日常に寄り添う中から地域研究の道に進んだ筆者が、自らの変容も語りながら、映像地域研究の方法論的確立を模索する。QRコードによる参照動画付き。
もくじ情報:序論;第1部 HIVをめぐる関係のダイナミクス…(続く
フィールド研究における動画利用が急速に進んでいる。確かに映像には、文字では記録しきれない、社会関係の多様さとその背景にある文化を映し込む力がある。一方で、例えばカメラの前では人々が晴れ着に着替えるといったように、映像には、社会関係自体に介入してしまう強い浸透力があり、撮影者(調査者)による映像選択の恣意性の入り込む余地も大きい。映像作家として、エイズ発症の恐怖や差別と闘いながら生きるHIV陽性者の日常に寄り添う中から地域研究の道に進んだ筆者が、自らの変容も語りながら、映像地域研究の方法論的確立を模索する。QRコードによる参照動画付き。
もくじ情報:序論;第1部 HIVをめぐる関係のダイナミクス―ドキュメンタリー映画制作からの考察(HIV/AIDS表象;共同性の生成―『いのちを紡ぐ‐北タイ・HIV陽性者の12年』制作からの考察;日常生活におけるHIVをめぐる関係性―『アンナの道‐私からあなたへ…(完全版)』制作からの考察);第2部 映像表現の可能性と限界―「共振のドキュメンタリー制作」におけるリアリティ生成と制作者の視点(リアリティ表象における映画制作者の視点;撮影論―撮影者と撮影対象者の共振;編集論―映像と文章の往還;上映論―公共空間の生成);結語
著者プロフィール
直井 里予(ナオイ リヨ)
京都大学東南アジア地域研究研究所連携研究員、早稲田大学ジャーナリズム研究所招聘研究員、龍谷大学非常勤講師他。1970年生まれ、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士後期課程修了、博士(地域研究)。著書のほか、ドキュメンタリー映画作品も制作している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
直井 里予(ナオイ リヨ)
京都大学東南アジア地域研究研究所連携研究員、早稲田大学ジャーナリズム研究所招聘研究員、龍谷大学非常勤講師他。1970年生まれ、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士後期課程修了、博士(地域研究)。著書のほか、ドキュメンタリー映画作品も制作している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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