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精神分析理論
出版社名:金剛出版
出版年月:2020年7月
ISBN:978-4-7724-1761-7
265P 22cm
意識性の臨床科学としての精神分析 ポスト・クライン派の視座
平井正三/著
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内容紹介・もくじなど
本書は、ビオンに依拠しながら精神分析を意識性の臨床科学とみる革新的な視点を提示する野心作である。権威主義的態度から相互性への展開という視点でフロイト、クライン、そしてビオンへの精神分析の流れを読み直し、そこに民主主義的な関係性と心の状態の展開を浮き彫りにする。本書の中核部分の一連の論考において、ベラスケスの「ラス・メニーナス」を何度も再構成するように、ストレイチーの治療作用の本質論、そして精神分析そのものが筆者の手によって何度も描き直されていく。そして社会と意識性、そして精神分析実践との不可分なつながりについての論考へと続いていく。
もくじ情報:第1部 意識性の臨床科学としての精神分析(精神分…(
続く
)
本書は、ビオンに依拠しながら精神分析を意識性の臨床科学とみる革新的な視点を提示する野心作である。権威主義的態度から相互性への展開という視点でフロイト、クライン、そしてビオンへの精神分析の流れを読み直し、そこに民主主義的な関係性と心の状態の展開を浮き彫りにする。本書の中核部分の一連の論考において、ベラスケスの「ラス・メニーナス」を何度も再構成するように、ストレイチーの治療作用の本質論、そして精神分析そのものが筆者の手によって何度も描き直されていく。そして社会と意識性、そして精神分析実践との不可分なつながりについての論考へと続いていく。
もくじ情報:第1部 意識性の臨床科学としての精神分析(精神分析を意識性の臨床科学と見る視座―その概要と研究の視野;意識性の臨床科学の展開―フロイト、クライン、ビオンそして現代クライン派へ);第2部 精神分析的心理療法の治療作用の本質(精神分析臨床における「知ること」に関する一考察―対話的知;現代クライン派における、精神分析の治療作用理解に関する一考察―ストレイチーとロスの論文をめぐって;セラピー・プロセスはいかに促進させ得るか?―週1回の実践において;精神分析的心理療法はどのようにして「治療」的であり得るのだろうか?―精神分析における治療作用の本質再考;非象徴的相互作用と象徴化―自閉スペクトラムを持つ思春期・青年期の精神分析的心理療法をもとに;第2部のまとめ 非線形志向と堂々巡り,そして中動態的事態);第3部 精神分析的心理療法実践の基盤―観察と記述、訓練、社会的繋がり(精神分析の実践と探求の基盤としての書くこと―精神分析的観察訓練;精神分析的心理療法と訓練―私たちの「母語」を発見すること;精神分析と社会―メルツアー『こころの性愛状態』に見られる社会思想を中心に;意味生成と構築の実践と意識性の臨床科学としての精神分析)
著者プロフィール
平井 正三(ヒライ ショウゾウ)
臨床心理士。日本精神分析学会認定心理療法士、スーパーバイザー。英国児童青年心理療法士協会会員(MACP)。教育学博士。1994年京都大学教育学部博士課程研究指導認定退学。1990年~97年英国タヴィストック・クリニックにおいて児童青年心理療法の訓練を受け、英国児童青年心理療法士資格取得。1997年に帰国後、佛教大学臨床心理学研究センター嘱託臨床心理士、京都光華女子大学助教授などを経て、2004年より、代表を務める御池心理療法センターにて精神分析的心理療法実践を行いながら、認定NPO法人子どもの心理療法支援会(サポチル)の理事長して精神分析的心理療法の普及に努め…(
続く
)
平井 正三(ヒライ ショウゾウ)
臨床心理士。日本精神分析学会認定心理療法士、スーパーバイザー。英国児童青年心理療法士協会会員(MACP)。教育学博士。1994年京都大学教育学部博士課程研究指導認定退学。1990年~97年英国タヴィストック・クリニックにおいて児童青年心理療法の訓練を受け、英国児童青年心理療法士資格取得。1997年に帰国後、佛教大学臨床心理学研究センター嘱託臨床心理士、京都光華女子大学助教授などを経て、2004年より、代表を務める御池心理療法センターにて精神分析的心理療法実践を行いながら、認定NPO法人子どもの心理療法支援会(サポチル)の理事長して精神分析的心理療法の普及に努める。2011年より大阪経済大学大学院人間科学研究科客員教授に就任。2018年より日本精神分析的心理療法フォーラム会長、精神分析的サイコセラピーインスティチュート大阪(IPPO)会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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もくじ情報:第1部 意識性の臨床科学としての精神分析(精神分…(続く)
もくじ情報:第1部 意識性の臨床科学としての精神分析(精神分析を意識性の臨床科学と見る視座―その概要と研究の視野;意識性の臨床科学の展開―フロイト、クライン、ビオンそして現代クライン派へ);第2部 精神分析的心理療法の治療作用の本質(精神分析臨床における「知ること」に関する一考察―対話的知;現代クライン派における、精神分析の治療作用理解に関する一考察―ストレイチーとロスの論文をめぐって;セラピー・プロセスはいかに促進させ得るか?―週1回の実践において;精神分析的心理療法はどのようにして「治療」的であり得るのだろうか?―精神分析における治療作用の本質再考;非象徴的相互作用と象徴化―自閉スペクトラムを持つ思春期・青年期の精神分析的心理療法をもとに;第2部のまとめ 非線形志向と堂々巡り,そして中動態的事態);第3部 精神分析的心理療法実践の基盤―観察と記述、訓練、社会的繋がり(精神分析の実践と探求の基盤としての書くこと―精神分析的観察訓練;精神分析的心理療法と訓練―私たちの「母語」を発見すること;精神分析と社会―メルツアー『こころの性愛状態』に見られる社会思想を中心に;意味生成と構築の実践と意識性の臨床科学としての精神分析)