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出版社名:白澤社
出版年月:2020年10月
ISBN:978-4-7684-7982-7
157P 19cm
ケアするのは誰か? 新しい民主主義のかたちへ
ジョアン・C・トロント/著 岡野八代/訳・著
組合員価格 税込 1,683
(通常価格 税込 1,870円)
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内容紹介・もくじなど
ケアを受けない者はいない。にもかかわらず、ケア活動もケア活動を担う人々も、長い歴史の中で軽視あるいは無視されてきた。本書は、“ケアに満ちた民主主義”を訴えてきた米国のフェミニスト政治学者トロントが、「ブラウン民主主義賞」を受賞した際の講演録を訳出。トロントは、民主主義の定義を「ケア責任の配分に関わるもの」だとし、新たな民主主義の再編が必要であると語る。あわせて日本のフェミニスト政治学者である訳者が、危機に瀕した日本の政治状況を分析するとともに、トロントが提示する「フェミニスト的なケアの民主的倫理」がなぜ必要なのか、それがなぜより善く生きる社会への変革であるのかを解説する。
もくじ情報:第1章 …(続く
ケアを受けない者はいない。にもかかわらず、ケア活動もケア活動を担う人々も、長い歴史の中で軽視あるいは無視されてきた。本書は、“ケアに満ちた民主主義”を訴えてきた米国のフェミニスト政治学者トロントが、「ブラウン民主主義賞」を受賞した際の講演録を訳出。トロントは、民主主義の定義を「ケア責任の配分に関わるもの」だとし、新たな民主主義の再編が必要であると語る。あわせて日本のフェミニスト政治学者である訳者が、危機に瀕した日本の政治状況を分析するとともに、トロントが提示する「フェミニスト的なケアの民主的倫理」がなぜ必要なのか、それがなぜより善く生きる社会への変革であるのかを解説する。
もくじ情報:第1章 ケアするのは誰か?―いかに、民主主義を再編するか(ケアが理解されるとき、民主主義は再定義されなくてはならない;ケア株式会社;共にケアするための革命を起こす);第2章 民主主義の再生とケアの倫理―ジョアン・トロントの歩み(フェミニストとして、ケアの倫理に出会う;ケアの倫理から、ケアの理論へ;ケア活動Caringへの注視―実践と道徳をめぐるフェミニスト的アプローチとは?;ケアの倫理を道徳理論の変遷のなかに位置づける;ケアと政治理論;新しい民主主義論―無責任な特権者から、ケアを必要とする平等な者たちへ);第3章 ケアの倫理から、民主主義を再起動するために(フォルブルの寓話―競争とケア;フェミニズムにおける平等とは―ケア実践を社会に導入する;フェミニズムにおける民主主義とは―育児を中心に;ケアの民主化と民主主義の再生―ポスト・コロナ禍の時代にむけて)
著者プロフィール
トロント,ジョアン・C.(トロント,ジョアン・C.)
1952年生まれ。ニューヨーク市立大学大学院およびハンターカレッジ政治学教授、ミネソタ大学政治学教授を経て、現在は両大学名誉教授。専門は、フェミニズム政治理論。『ケアするのは誰か?―新しい民主主義のかたちへ』収録の“Who Cares?How to Reshape a Democratic Politics”は、ブラウン民主主義賞受賞記念講演録である
トロント,ジョアン・C.(トロント,ジョアン・C.)
1952年生まれ。ニューヨーク市立大学大学院およびハンターカレッジ政治学教授、ミネソタ大学政治学教授を経て、現在は両大学名誉教授。専門は、フェミニズム政治理論。『ケアするのは誰か?―新しい民主主義のかたちへ』収録の“Who Cares?How to Reshape a Democratic Politics”は、ブラウン民主主義賞受賞記念講演録である

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