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出版社名:河出書房新社
出版年月:2020年10月
ISBN:978-4-309-20805-3
291P 20cm
洪水
フィリップ・フォレスト/著 澤田直/訳 小黒昌文/訳
組合員価格 税込 3,218
(通常価格 税込 3,575円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:百年前の洪水、第二次大戦、母と娘の死、秘密裡に猛威を振るう「伝染病」……破局の徴に満ちたパリを舞台に、火事の夜に出会ったピアニストと恋に落ちる主人公が綴る美しき消失の物語。
忽然と姿を消した迷い猫、強制収容所に移送された人々、キリストのような風貌の路上生活者、90歳の誕生日を目前に亡くなった母…。ヨーロッパでもっとも古くもっとも大きい都市の場末で暮らす男が、火事現場で不思議な男女と出会う。すべての出来事が環のようにつながっていると語る作家と、魔法使いのようなやり方で「別の音楽」を奏でるピアニスト。やがて3人の奇妙な関係がはじまる。百年前の河の氾濫を通奏低音に、破局の徴に満ちた街で繰り…(続く
内容紹介:百年前の洪水、第二次大戦、母と娘の死、秘密裡に猛威を振るう「伝染病」……破局の徴に満ちたパリを舞台に、火事の夜に出会ったピアニストと恋に落ちる主人公が綴る美しき消失の物語。
忽然と姿を消した迷い猫、強制収容所に移送された人々、キリストのような風貌の路上生活者、90歳の誕生日を目前に亡くなった母…。ヨーロッパでもっとも古くもっとも大きい都市の場末で暮らす男が、火事現場で不思議な男女と出会う。すべての出来事が環のようにつながっていると語る作家と、魔法使いのようなやり方で「別の音楽」を奏でるピアニスト。やがて3人の奇妙な関係がはじまる。百年前の河の氾濫を通奏低音に、破局の徴に満ちた街で繰り広げられる、美しくも崇高なる消失の物語。
著者プロフィール
フォレスト,フィリップ(フォレスト,フィリップ)
1962年、パリ生まれ。ナント大学文学部教授。現代フランスを代表する作家のひとり。1996年、愛娘の死を契機として小説執筆を開始。97年、長篇第1作『永遠の子ども』(フェミナ処女作賞)を発表する。その後、日本の「私小説」に影響を受けながら新たな「自己のエクリチュール」を開拓し、多くの小説や評論を発表している。また、文学理論や現代芸術にも造詣が深く、日本文学・文化に関する批評も積極的に展開しており、考察対象は大江健三郎や津島佑子、夏目漱石、小林一茶など多岐にわたる。2015年に上梓された浩瀚な評伝『アラゴン』でゴングール賞(伝記部門)を受賞。その…(続く
フォレスト,フィリップ(フォレスト,フィリップ)
1962年、パリ生まれ。ナント大学文学部教授。現代フランスを代表する作家のひとり。1996年、愛娘の死を契機として小説執筆を開始。97年、長篇第1作『永遠の子ども』(フェミナ処女作賞)を発表する。その後、日本の「私小説」に影響を受けながら新たな「自己のエクリチュール」を開拓し、多くの小説や評論を発表している。また、文学理論や現代芸術にも造詣が深く、日本文学・文化に関する批評も積極的に展開しており、考察対象は大江健三郎や津島佑子、夏目漱石、小林一茶など多岐にわたる。2015年に上梓された浩瀚な評伝『アラゴン』でゴングール賞(伝記部門)を受賞。そのほか、邦訳に、『さりながら』(十二月賞)などがある

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