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出版社名:国書刊行会
出版年月:2021年7月
ISBN:978-4-336-07142-2
527P 22cm
マルペルチュイ ジャン・レー/ジョン・フランダース怪奇幻想作品集
ジャン・レー/著 ジョン・フランダース/著 岩本和子/訳 井内千紗/訳 白田由樹/訳 原野葉子/訳 松原冬二/訳
組合員価格 税込 4,554
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内容紹介・もくじなど
大伯父カッサーヴの奇妙な遺言に従い、莫大な遺産の相続と引き換えに“マルペルチュイ”館に住まうこととなった一族の者たち。幽囚のごとき彼らが享楽と色恋に耽る一方、屋敷の暗闇には奇怪な存在がひそかに蠢き、やがて、住人たちが消える不可解な事件が立て続けに起こる。一族の若き青年ジャン=ジャックはこの呪われた館を探索し、襲い来る幾重もの怖ろしい出来事の果てに、カッサーヴの末裔たちが抱える驚くべき秘密と真実に辿り着く…満を持して新訳となる、ジャン・レーの代表作にして、『ゴーメンガースト』『アルゴールの城』に比肩する現代ゴシック・ファンタジーの最高傑作『マルペルチュイ 不思議な家の物語』。中世騎士の義手が引き…(続く
大伯父カッサーヴの奇妙な遺言に従い、莫大な遺産の相続と引き換えに“マルペルチュイ”館に住まうこととなった一族の者たち。幽囚のごとき彼らが享楽と色恋に耽る一方、屋敷の暗闇には奇怪な存在がひそかに蠢き、やがて、住人たちが消える不可解な事件が立て続けに起こる。一族の若き青年ジャン=ジャックはこの呪われた館を探索し、襲い来る幾重もの怖ろしい出来事の果てに、カッサーヴの末裔たちが抱える驚くべき秘密と真実に辿り着く…満を持して新訳となる、ジャン・レーの代表作にして、『ゴーメンガースト』『アルゴールの城』に比肩する現代ゴシック・ファンタジーの最高傑作『マルペルチュイ 不思議な家の物語』。中世騎士の義手が引き起こす怪、ディー博士の魔術道具の呪い、怪鳥ヴュルクとの凄絶な戦い…幾重もの恐怖の輪が環をなす、収録11篇中10篇が本邦初訳の、父が愛娘に語る枠物語的怪奇譚集『恐怖の輪 リュリュに語る怖いお話』。自動人形に宿った死刑囚の魂の怪、顕微鏡の中に現れた小さな老人の化物、奇妙な逃亡呪術を用いる殺人犯を追う刑事…収録全16篇が本邦初紹介となる、ジョン・フランダース名義のオランダ語怪奇幻想・SF・ミステリ短篇集『四次元幻想物語集』。飽くなき生への歓喜と病的でグロテスクな想像力を混淆し、幻怪で濃密な文体によって独自の世界を創造し、“ベルギー幻想派の最高峰”と目されるジャン・レー/ジョン・フランダースの絶頂期の精華を集大成した、待望の決定版作品集!
著者プロフィール
レー,ジャン(レー,ジャン)
1887年、ベルギー王国ヘント生まれ。本名レーモン・ジャン・マリ・ド・クレメール。市の職員として勤める傍ら雑誌に作品を投稿、1919年からはジャーナリスト、作家に身を投じる。1925年にラヴクラフト風の短篇「パウケンシュラーガー博士の異常な研究」を含む『ウイスキー奇譚集』を出版して世に認められるようになる。現代ゴシック・ファンタジーの最高傑作『マルペルチュイ』(1943)をはじめ、怪奇幻想・SF・探偵小説の分野で数々の作品を残す。ジャン・レーをはじめ多くのペンネームを用いたフランス語での創作の他、オランダ語作品も主にジョン・フランダース名義で多数執筆。“ベルギー幻…(続く
レー,ジャン(レー,ジャン)
1887年、ベルギー王国ヘント生まれ。本名レーモン・ジャン・マリ・ド・クレメール。市の職員として勤める傍ら雑誌に作品を投稿、1919年からはジャーナリスト、作家に身を投じる。1925年にラヴクラフト風の短篇「パウケンシュラーガー博士の異常な研究」を含む『ウイスキー奇譚集』を出版して世に認められるようになる。現代ゴシック・ファンタジーの最高傑作『マルペルチュイ』(1943)をはじめ、怪奇幻想・SF・探偵小説の分野で数々の作品を残す。ジャン・レーをはじめ多くのペンネームを用いたフランス語での創作の他、オランダ語作品も主にジョン・フランダース名義で多数執筆。“ベルギー幻想派”の最高峰と目されている。1964年逝去。死後、その功績を讃えて「ジャン・レー文学賞」が創設された