内容紹介：数ある資格試験のなかでも合格するのが難しいと言われる「税理士」。苦労して試験に合格したからには、先輩税理士などの事務所の勤務税理士でいるよりは、晴れて独立開業したいもの。でも、法人相手の単に税務処理のアドバイスや決算書・確定申告書の作成業務だけでは、独立開業するのも厳しいものがあるでしょう。いま税理士は、社長のお金まわりについての相談に乗ってあげて、社長から信頼される「お金の“かかりつけ医”」的な税理士が求められているのです。　本書は、顧問先の社長の資産を守るために税理士としてぜひ知っておきたい知識をやさしく手ほどきし、資産運用などの提案もできるようになる本。顧問先を訪問したときのトーク話材としても使えます。　生命保険会社や銀行に勤務して金融知識を磨いてから税理士資格を取得した女性税理士が書いた、いま税理士にとっていちばん必要なこと満載の本です。すでに税理士資格を取得した人はもちろん、税理士事務所の職員として働く人や税理士をめざして勉強中の人にも必ず役に立つ１冊です！
特に、会社の社長にとって顧問税理士は、身近な相談相手です。信頼している税理士に自分の資産のことまで相談できるとしたら…。会社のことも個人の資産のことも、まとめて相談できるメリットは社長にとっても大きいと思います。この本は、税理士が「社長のお金のかかりつけ医」になるために、これだけは押さえておいてほしいというポイントについて紹介しています。「個人の資産まわりのことは苦手」という方でも、読んですぐに使える内容になっています！
もくじ情報：１章　税理士が“お金のかかりつけ医”になるべき理由；２章　「相続」相談編　社長個人の相続対策を考えよう；３章　「保険」相談編　加入している保険内容をしっかり把握しよう；４章　「不動産」相談編　不動産の購入・投資はじっくり検討しよう；５章　「退職金」相談編　所得税・法人税・相続税の節税に退職金を活用しよう；６章　「証券」相談編　ＩＦＡ資格を取得して資産運用のお手伝いをしよう；７章　「事業承継」相談編　社長の資産防衛に事業承継は欠かせない

板倉　京(イタクラ　ミヤコ)
税理士、ＩＦＡ、シニアマネーコンサルタント。東京都出身。成城大学文芸学部卒業、名城大学大学院法学研究科修了。損害保険ジャパン（旧安田火災）を結婚退職後、日本生命にて保険営業に携わる。夫の転勤のためいったん専業主婦になるも、一念発起して、税理士資格を取得。大手会計事務所、財産コンサルティング会社などを経て、２００５年に税理士事務所を開業。女性税理士の組織、株式会社ウーマン・タックス代表、資産コンサルティング会社である株式会社ＷＴパートナーズ代表を務める。相続や資産運用に詳しい税理士として、シニアのクライアントを多く抱え、年間１００人以上の相談を受ける。一児の母でもあり、実生活に根ざした視点とわかりやすい解説から、テレビや雑誌などでも人気。全国での講演も多い