イベントプランナーのカランドラはふとしたことから、スペイン富豪のアレハンドロと一夜を共にし、妊娠してしまう。プレイボーイに惹かれ、純潔を捧げたことを悔やみつつも、身ごもったことを伝えると、意外な反応が返ってきた。「ぼくは生涯結婚する気はないが、子どもの面倒は見る」しかも、妊娠で仕事を辞めた彼女の苦しい懐事情をほのめかし、彼の下で働かないかと言うのだ。莫大な報酬を提示して。アレハンドロの子を宿しながら、彼の妻でも恋人でもなく、彼の仕事を成功させるための駒となったカランドラは…。

グレイソン，エミー(グレイソン，エミー)
ロマンス小説への憧れの原点は、子供の頃お気に入りだったミステリー・シリーズ。２０年以上の後、ハーレクイン編集部から契約の連絡が来て、作家になる夢がかなった。執筆していないときは、幼い息子を追いかけ回したり、忙しい合間をぬって、消防士の夫と庭で過ごしたりしている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）