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出版社名:みすず書房
出版年月:2022年7月
ISBN:978-4-622-09515-6
326,36P 20cm
ひとつの心とひとつの世界 越境するユング心理学
マリー・スタイン/〔著〕 大塚紳一郎/訳
組合員価格 税込 4,158
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:「人間は未完成であり、方向性や運命を選択するかなりの自由を所持している。だからこそ、人間には目指すべきモデルや追求すべき目標が必要だ。文化、宗教、哲学などはその指針となるイメージを提供する。ユング心理学もそうだというのが私の主張である」 かつて、心と世界はひとつだった。しかし近代化とともに、西洋の啓蒙主義によって自己と他者、内なるものと外なるもの、「わたし」と「あなた」は隔てられ、私たちの心と世界は分断されてしまった。ユングはその切り離された心と世界を越境する術を、さらにはもう一度結合する術をも探究していた。シンクロニシティ・変容・個性化という本書を通底する要素をみれば、ユング心理学…(続く
内容紹介:「人間は未完成であり、方向性や運命を選択するかなりの自由を所持している。だからこそ、人間には目指すべきモデルや追求すべき目標が必要だ。文化、宗教、哲学などはその指針となるイメージを提供する。ユング心理学もそうだというのが私の主張である」 かつて、心と世界はひとつだった。しかし近代化とともに、西洋の啓蒙主義によって自己と他者、内なるものと外なるもの、「わたし」と「あなた」は隔てられ、私たちの心と世界は分断されてしまった。ユングはその切り離された心と世界を越境する術を、さらにはもう一度結合する術をも探究していた。シンクロニシティ・変容・個性化という本書を通底する要素をみれば、ユング心理学がけっして心理療法の技法としてのみ発展を遂げてきたのではないことが、鮮やかに実感されるだろう。貧困、環境問題、そして全世界を巻き込みつつある暴力……。いま、ふたたび心と世界をひとつにするには――他者を自己のように思いやるには――私たちに何が必要か? 災害やテロリズムなど現代的なトピックに触れながら文化を超えて世界をとらえる、ユング派分析家の国際的リーダーによる最新論集。
分断された心と世界をふたたびひとつにするために、いま私たちに何が必要か?ユング派の国際的リーダーがユング心理学を「現代思想」へと昇華させる重要書。
もくじ情報:外側でも、内側でも、どこででも;時間と永遠を重ねる;後代のための音楽―ヴォルフガング・パウリの「ピアノ・レッスン」;終末のためのレクチャー―「書物なんかじゃありません。パンです」;悪の問題;心の創造性について;変容の瀬戸際で;個性化の坩堝の中の失敗;心理学的次元におけるイマーゴ・デイ;ユング心理学とプロテスタンティズムの精神〔ほか〕
著者プロフィール
スタイン,マリー(スタイン,マリー)
1943‐。アメリカのユング派分析家。イェール大学、チューリッヒ・ユング研究所、シカゴ大学で学ぶ。シカゴのユング研究所で20年にわたり教育分析家を勤める。2003年以来スイスに住み、現在はISAP(International School of Analytical Psychology,Z¨urich)の訓練分析家・スーパーバイザー。2001‐2004年、IAAP(International Association for Analytical Psychology)会長、2008‐2012年ISAP(Z¨urich)所長
スタイン,マリー(スタイン,マリー)
1943‐。アメリカのユング派分析家。イェール大学、チューリッヒ・ユング研究所、シカゴ大学で学ぶ。シカゴのユング研究所で20年にわたり教育分析家を勤める。2003年以来スイスに住み、現在はISAP(International School of Analytical Psychology,Z¨urich)の訓練分析家・スーパーバイザー。2001‐2004年、IAAP(International Association for Analytical Psychology)会長、2008‐2012年ISAP(Z¨urich)所長