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児童虐待
出版社名:明石書店
出版年月:2022年12月
ISBN:978-4-7503-5489-7
185P 26cm
事例でわかる子ども虐待対応の多職種・多機関連携 互いの強みを活かす協働ガイド
中板育美/著 佐野信也/著 野村武司/著 川松亮/著
組合員価格 税込
2,475
円
(通常価格 税込 2,750円)
割引率 10%
在庫あり
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:本書は、保健・医療・福祉・司法の4人の専門家が1つのケースを多面的にとらえ、子どもと家族にとって、適切なアセスメントとは何かを見出していく過程を解説する。立場の違いを一旦受け入れて、お互いの専門性を活かす連携の仕方と思考を身につける実践の書。
本書は、保健・福祉・医療、心理、教育、法律等多分野の専門家が集い、一領域の専門家は別領域の素人であることを自覚し、お互いの溝を埋めるべく議論を重ねて編み上げた事例集です。一つひとつの事例において、最初は支援者同士の関係がぎこちなく、緊張感が拭えず、伝えたいことがきちんと伝わっているのか実感が持てないような情報交換であっても、それぞれの支援者が感…(
続く
)
内容紹介:本書は、保健・医療・福祉・司法の4人の専門家が1つのケースを多面的にとらえ、子どもと家族にとって、適切なアセスメントとは何かを見出していく過程を解説する。立場の違いを一旦受け入れて、お互いの専門性を活かす連携の仕方と思考を身につける実践の書。
本書は、保健・福祉・医療、心理、教育、法律等多分野の専門家が集い、一領域の専門家は別領域の素人であることを自覚し、お互いの溝を埋めるべく議論を重ねて編み上げた事例集です。一つひとつの事例において、最初は支援者同士の関係がぎこちなく、緊張感が拭えず、伝えたいことがきちんと伝わっているのか実感が持てないような情報交換であっても、それぞれの支援者が感じ取った言葉の意味や考え方のずれを可能な限り言語化し、支援開始時の問題意識や検討の目的に立ち戻っては意見を出し合う姿に変化していくさまが描かれています。支援者はこうしたプロセスをたどって初めて、ネットワークは成長し、相互尊重に基づいたほんとうの協働関係が実現するのだと思います。そこでは自分の専門分野の枠を少し超えた発言や活動が職種間を結びつける「のりしろ」となって、各支援者の個別的な支援は統合され、対象事例にとって一貫したものとなり、対象者はそれを受け入れやすくなっていきます。各職種連携・協働が、事例との関わりの深まりとともにどのように推移したのか、その連携協働の詳細を事例ごとに経過を追って示しています。事例ごとに異なった部分はあるものの、どんな事例にも共通する支援者の意識や態度についてもご理解いただけることを期待しています。
もくじ情報:1 アルコール依存症の母の代わりに家族を守ろうとした、8歳の児童の健全な育ちを取り戻すための協働;2 機能不全家族に育つ若者が、解放を求めて家を出たあとの保護・支援と、その後の家族形成支援について;3 重度の医療的ケア児に対する医療‐保健‐福祉の「手厚い」関与態勢の落とし穴;4 虐待であることを自覚できないローティーン女子への介入;5 2歳の女児が乳児院から家庭引き取りとなり在宅支援を行ったが、連携した支援に困難をきたした事例;6 虐待環境に生育した低学年児が示した暴言暴力;7 支配的な母の下で、どこまでも母の期待に応えようとする少年;8 長期間のひきこもりの中で、本人と会えないまま計画した支援;9 予期せぬ妊娠による葛藤を抱えた高校生(17歳)の気持ちに寄り添った支援のあり方
著者プロフィール
中板 育美(ナカイタ イクミ)
保健師。武蔵野大学院地域看護学研究科教授。東京都の保健師として16年間勤務後、国立保健医療科学院上席主任研究官として、現任教育、研究に従事。その後、日本看護協会常任理事、全国保健師職能委員長を経て、現職。看護学博士
中板 育美(ナカイタ イクミ)
保健師。武蔵野大学院地域看護学研究科教授。東京都の保健師として16年間勤務後、国立保健医療科学院上席主任研究官として、現任教育、研究に従事。その後、日本看護協会常任理事、全国保健師職能委員長を経て、現職。看護学博士
本書は、保健・福祉・医療、心理、教育、法律等多分野の専門家が集い、一領域の専門家は別領域の素人であることを自覚し、お互いの溝を埋めるべく議論を重ねて編み上げた事例集です。一つひとつの事例において、最初は支援者同士の関係がぎこちなく、緊張感が拭えず、伝えたいことがきちんと伝わっているのか実感が持てないような情報交換であっても、それぞれの支援者が感…(続く)
本書は、保健・福祉・医療、心理、教育、法律等多分野の専門家が集い、一領域の専門家は別領域の素人であることを自覚し、お互いの溝を埋めるべく議論を重ねて編み上げた事例集です。一つひとつの事例において、最初は支援者同士の関係がぎこちなく、緊張感が拭えず、伝えたいことがきちんと伝わっているのか実感が持てないような情報交換であっても、それぞれの支援者が感じ取った言葉の意味や考え方のずれを可能な限り言語化し、支援開始時の問題意識や検討の目的に立ち戻っては意見を出し合う姿に変化していくさまが描かれています。支援者はこうしたプロセスをたどって初めて、ネットワークは成長し、相互尊重に基づいたほんとうの協働関係が実現するのだと思います。そこでは自分の専門分野の枠を少し超えた発言や活動が職種間を結びつける「のりしろ」となって、各支援者の個別的な支援は統合され、対象事例にとって一貫したものとなり、対象者はそれを受け入れやすくなっていきます。各職種連携・協働が、事例との関わりの深まりとともにどのように推移したのか、その連携協働の詳細を事例ごとに経過を追って示しています。事例ごとに異なった部分はあるものの、どんな事例にも共通する支援者の意識や態度についてもご理解いただけることを期待しています。
もくじ情報:1 アルコール依存症の母の代わりに家族を守ろうとした、8歳の児童の健全な育ちを取り戻すための協働;2 機能不全家族に育つ若者が、解放を求めて家を出たあとの保護・支援と、その後の家族形成支援について;3 重度の医療的ケア児に対する医療‐保健‐福祉の「手厚い」関与態勢の落とし穴;4 虐待であることを自覚できないローティーン女子への介入;5 2歳の女児が乳児院から家庭引き取りとなり在宅支援を行ったが、連携した支援に困難をきたした事例;6 虐待環境に生育した低学年児が示した暴言暴力;7 支配的な母の下で、どこまでも母の期待に応えようとする少年;8 長期間のひきこもりの中で、本人と会えないまま計画した支援;9 予期せぬ妊娠による葛藤を抱えた高校生(17歳)の気持ちに寄り添った支援のあり方