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出版社名:医学書院
出版年月:2023年1月
ISBN:978-4-260-04492-9
184P 28cm
脳神経外科 Vol.51No.1(2023-1)/特集脳神経外科医が知っておきたいてんかんのすべて
組合員価格 税込 5,742
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:てんかんは3大神経疾患の1つで、患者数が多く日常診療で遭遇する機会が多い。また、てんかんの病態はきわめて多様であり、多くの患者が抗てんかん発作薬で発作が消失する一方で、薬剤抵抗性となる患者、てんかん外科で根治できる患者、いくつもの治療を組み合わせて何とか発作減少に漕ぎ着ける患者など、さまざまである。患者の社会的背景も多様であり、高度に知的な職業に就いている患者もいれば、幼少時から発達障害を来す患者もいる。世界保健機関は2022年5月の総会で、epilepsy and other neurological disordersを世界的な保健課題として選定し、具体的な目標を定めて2023年…(続く
内容紹介:てんかんは3大神経疾患の1つで、患者数が多く日常診療で遭遇する機会が多い。また、てんかんの病態はきわめて多様であり、多くの患者が抗てんかん発作薬で発作が消失する一方で、薬剤抵抗性となる患者、てんかん外科で根治できる患者、いくつもの治療を組み合わせて何とか発作減少に漕ぎ着ける患者など、さまざまである。患者の社会的背景も多様であり、高度に知的な職業に就いている患者もいれば、幼少時から発達障害を来す患者もいる。世界保健機関は2022年5月の総会で、epilepsy and other neurological disordersを世界的な保健課題として選定し、具体的な目標を定めて2023年からの10年間でその解決を図るよう決議した。本特集では、てんかん診療に関わる可能性のあるすべての脳神経外科医の役に立つよう、てんかんの適切な診断と類縁疾患の除外、特に高齢発症てんかんや脳卒中後てんかんの診断と治療、新規抗てんかん発作薬の使い方、外来における自動車運転や就労、福祉制度などのてんかん指導、開頭手術後を含めた急性症候性発作の予防や対策、てんかん重積に対する救急対応など、てんかん専門医でなくとも知っておきたいてんかん診療の要点について解説している。さらに、てんかんの手術は大脳皮質とテント上脳室系の手術であり、その機能解剖は、他領域の脳神経外科手術にも応用可能なものである。てんかん手術を通して学ぶ大脳機能の理解や手術テクニックは、すべての脳神経外科医にとって診断や手術の幅を広げ、治療の深みを増してくれるものであろう。また、てんかん外科は定位的頭蓋内脳波(SEEG)の導入と浸透、大脳を直接刺激するニューロモデュレーション治療の導入など、ニューロサイエンスとエンジニアリングの最先端が融合しながら急速に発展しつつあるきわめてエキサイティングな領域でもあり、その一端にも触れていただけるような構成とした。執筆には、最前線で活躍中の経験豊富なてんかん専門医にご協力いただいた。ぜひ外来でも病棟でも本誌を傍らに置いて、ガイドブックとしてご使用いただければ幸甚の至りである。(Editorialより)