小学校では国語や算数等の教科、クラスの活動、行事、特別活動等多くの領域があります。ＣＬＩＬのアプローチではそれらの内容全てが英語学習の教材になります。学習する言語は「英語」でクラスの中で「共に学び合う」ことが大切なポイントとなります。指導者の一方的な説明で終わる４５分間ではなく、自分の考えを伝えたり友達の意見を聞いたりみんなで試行錯誤して学習の方向を見い出す「学び合い」の場面を設定することが求められます。
もくじ情報：Ｃｈａｐｔｅｒ　１　他教科の内容を取り入れたＣＬＩＬ（クリル）的アプローチ；Ｃｈａｐｔｅｒ　２　英語の特性を生かした指導法―学習指導案作成のポイント；Ｃｈａｐｔｅｒ　３　各教科の内容と連携した英語の授業；Ｃｈａｐｔｅｒ　４　創作ストーリーテリング；Ｃｈａｐｔｅｒ　５　学習者を支援する評価

内山　工(ウチヤマ　タクミ)
信州大学教育学部卒業後東京都にて小学校教員として勤務。在職中にオーストラリア・クイーンズランド州立グリフィス大学大学院にてＭａｓｔｅｒ　ｏｆ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ，Ｍａｓｔｅｒ　ｏｆ　ＴＥＳＯＬを取得。小学校退職後神田外語大学大学院言語科学研究科英語学専攻英語教育課程にてＭａｓｔｅｒ　ｏｆ　Ａｒｔｓを取得し東京都中央区公立中学校で英語講師を務めた。その後タイ国立ブラパー大学東洋言語学部日本語学科で勤務し、神田外語大学非常勤講師として児童英語教員養成課程「児童英語（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）