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出版社名:青土社
出版年月:2023年11月
ISBN:978-4-7917-7595-8
345,12P 19cm
人種差別の習慣 人種化された身体の現象学
ヘレン・ンゴ/著 小手川正二郎/訳 酒井麻依子/訳 野々村伊純/訳
組合員価格 税込 2,772
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内容紹介・もくじなど
日常に織り込まれた差別とは。差別を体現する行動や仕草は、日常生活に知らぬ間に入り込んでいる。それは差別される者にしか気づかれない。誰もが意図せずに行ってしまう/向けられている可能性を孕む「習慣的な人種差別」。メルロ=ポンティの現象学に軸を据えながら、差別する・される身体の多様なあり様を明らかにする。マジョリティのまなざしを捉え直すための必読書。
もくじ情報:第1章 人種差別の習慣―身体的な仕草、知覚、方向づけ(習慣と習慣的身体;習慣は社会的でありうるのか;慣習的で身体的な仕草や知覚のなかの人種差別;習慣的な人種差別と責任);第2章 人種差別と人種化された身体性の生きられた経験(人種差別と人種化…(続く
日常に織り込まれた差別とは。差別を体現する行動や仕草は、日常生活に知らぬ間に入り込んでいる。それは差別される者にしか気づかれない。誰もが意図せずに行ってしまう/向けられている可能性を孕む「習慣的な人種差別」。メルロ=ポンティの現象学に軸を据えながら、差別する・される身体の多様なあり様を明らかにする。マジョリティのまなざしを捉え直すための必読書。
もくじ情報:第1章 人種差別の習慣―身体的な仕草、知覚、方向づけ(習慣と習慣的身体;習慣は社会的でありうるのか;慣習的で身体的な仕草や知覚のなかの人種差別;習慣的な人種差別と責任);第2章 人種差別と人種化された身体性の生きられた経験(人種差別と人種化の身体的な経験;白人の身体性と存在論的な膨張性);第3章 不気味さ―人種化された居心地悪い身体(不気味さ(Unheimlichkeit)と人種化された身体;家の多孔性、身体の多孔性;家は必要なのか);第4章 人種差別のまなざし―サルトルの対象存在とメルロ=ポンティの絡み合いとの間で(対他的身体、対象性、人種差別のまなざし;まなざし‐対象の存在論を複雑化すること―目を向けることの様相、見られている自分自身を見ること、そして身体の両義性;メルロ=ポンティの絡み合いと、人権化された身体性における主体―対象の溶解)
著者プロフィール
ヘレン・ンゴ(ヘレンンゴ)
〓莉莉。中国系ベトナム人難民の娘としてオーストラリアで育ち、ニューヨークのストーニーブルック大学にて哲学博士号を取得。現在、三人の子どもを育てながら、ディーキン大学(メルボルン/ナーム)で特別研究員をしながら哲学を教えている。専門は、現象学、批判的人種哲学、フェミニスト哲学
ヘレン・ンゴ(ヘレンンゴ)
〓莉莉。中国系ベトナム人難民の娘としてオーストラリアで育ち、ニューヨークのストーニーブルック大学にて哲学博士号を取得。現在、三人の子どもを育てながら、ディーキン大学(メルボルン/ナーム)で特別研究員をしながら哲学を教えている。専門は、現象学、批判的人種哲学、フェミニスト哲学