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出版社名:知泉書館
出版年月:2024年1月
ISBN:978-4-86285-398-1
244,23P 22cm
否定神学と〈形而上学の克服〉 シェリングからハイデガーへ
茂牧人/著
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内容紹介・もくじなど
本書ではシェリングの考察からハイデガーのシェリング解釈をへて、ハイデガーの真理論を論じる。中でも特にシェリングの無底(Ungrund)の理解から、ハイデガーの真理論における深淵/脱根底(Abgrund)の働きを導出し、理性では理解できない否定神学的省察により“形而上学の克服”を遂行した。著者はシェリング『人間的自由の本質』を読みなおし、神の中の根底や無底の働き、つまり神の中の自然や外部性・異他性の働きこそが、自由と悪の問題の端緒であり、解決のための鍵であることを見出した。さらにシェリングの無底の働きは、ハイデガーの深淵/脱根底の働きへと継承されていると解釈した。
もくじ情報:第1部 シェリング…(続く
本書ではシェリングの考察からハイデガーのシェリング解釈をへて、ハイデガーの真理論を論じる。中でも特にシェリングの無底(Ungrund)の理解から、ハイデガーの真理論における深淵/脱根底(Abgrund)の働きを導出し、理性では理解できない否定神学的省察により“形而上学の克服”を遂行した。著者はシェリング『人間的自由の本質』を読みなおし、神の中の根底や無底の働き、つまり神の中の自然や外部性・異他性の働きこそが、自由と悪の問題の端緒であり、解決のための鍵であることを見出した。さらにシェリングの無底の働きは、ハイデガーの深淵/脱根底の働きへと継承されていると解釈した。
もくじ情報:第1部 シェリングの否定神学的省察(テュービンゲン時代のパウロ解釈;神の神秘と人間の自由;悪の問いと弁神論;叡智界の創造論―シェリング『諸世界時代』を中心にして;哲学的キリスト論と聖書解釈);第2部 ハイデガーの神学への影響とシェリング解釈(ハイデガーの神学への影響とシェリング講義;ハイデガーの無底解釈をめぐって―「シェリング演習」(一九二七/二八年)をもとにして);第3部 ハイデガーの否定神学的思索と(形而上学の克服)(現象学の学問論;覆蔵性をめぐって―一九三〇年「真理の本質について」諸講演原稿をもとにして;宗教哲学における真理論;“形而上学の克服”のモチーフ―ルター・パスカル・キルケゴール)
著者プロフィール
茂 牧人(シゲル マキト)
1958年京都市生まれ。1980年上智大学文学部哲学科卒業。1986年上智大学大学院哲学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得退学。2013年京都大学大学院文学研究科思想文化学専攻より博士号取得。博士(文学)。1987年青山学院大学国際政治経済学部専任講師、1992年同助教授、2003年同教授、2008年から青山学院大学総合文化政策学部教授。現在に至る。日本基督教学会専務理事、実存思想協会理事長、日本シェリング協会理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
茂 牧人(シゲル マキト)
1958年京都市生まれ。1980年上智大学文学部哲学科卒業。1986年上智大学大学院哲学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得退学。2013年京都大学大学院文学研究科思想文化学専攻より博士号取得。博士(文学)。1987年青山学院大学国際政治経済学部専任講師、1992年同助教授、2003年同教授、2008年から青山学院大学総合文化政策学部教授。現在に至る。日本基督教学会専務理事、実存思想協会理事長、日本シェリング協会理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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