ようこそ!
出版社名:堀之内出版
出版年月:2024年3月
ISBN:978-4-909237-92-7
447P 19cm
残らなかったものを想起する 「あの日」の災害アーカイブ論
高森順子/編
組合員価格 税込 2,178
(通常価格 税込 2,420円)
割引率 10%
在庫あり
生協宅配にてお届け
※ゴールデンウィーク前後は商品のお届けが通常より遅れる場合がございます。
内容紹介・もくじなど
巨大災害が頻発するこの国では、防災、減災、命の大切さといった「残すべき目的」を掲げた「アーカイブ」が作られ続けています。しかし、そこで残すべきとされるものは、ほんのひと握りでしかありません。私たちはもっと豊かなものを、もっと多様な手法で、留めたり、取り戻したりすることができるのではないでしょうか。本書では、現場の偶然性をとりこみながら「残らなかったもの」への想起の回路を開こうとするユニークな15のメディア実践を紹介。あなたにとっての「災害」、そして「アーカイブ」のイメージを大きく変える実践がここにあります。
もくじ情報:1 「あの日」以前の暮らしへの回路を創造する(語り―被災の「前」について語…(続く
巨大災害が頻発するこの国では、防災、減災、命の大切さといった「残すべき目的」を掲げた「アーカイブ」が作られ続けています。しかし、そこで残すべきとされるものは、ほんのひと握りでしかありません。私たちはもっと豊かなものを、もっと多様な手法で、留めたり、取り戻したりすることができるのではないでしょうか。本書では、現場の偶然性をとりこみながら「残らなかったもの」への想起の回路を開こうとするユニークな15のメディア実践を紹介。あなたにとっての「災害」、そして「アーカイブ」のイメージを大きく変える実践がここにあります。
もくじ情報:1 「あの日」以前の暮らしへの回路を創造する(語り―被災の「前」について語ること;復元模型―「あの日」より前の風景、街並み、そこでの記憶を復元する ほか);2 「あの日」への想起のダイナミクス―モノを創造する(報道写真―御嶽山噴火の新聞報道にみる記録のポリフォニー;絵画―関東大震災における美術家の表現活動 ほか);3 「あの日」への想起のダイナミクス―場を創造する(記念式典―災害を社会はいかに記憶するか;災害遺構―何を残し、何を伝えるのか ほか);4 未災者との回路を創造する―実践と研究の「あわい」から(美術館―人の心を動かす主観的記憶の展示;演劇―カタストロフィの演劇体験 「『RADIO AM神戸69時間震災報道の記録』リーディング上演」省察)
著者プロフィール
高森 順子(タカモリ ジュンコ)
情報科学芸術大学院大学産業文化研究センター研究員。1984年、兵庫県神戸市生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科単位修得満期退学。博士(人間科学)。グループ・ダイナミックスの視点から、災害体験の記録や表現をテーマに研究している。2010年より「阪神大震災を記録しつづける会」事務局長。2014年度井植文化賞報道出版部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
高森 順子(タカモリ ジュンコ)
情報科学芸術大学院大学産業文化研究センター研究員。1984年、兵庫県神戸市生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科単位修得満期退学。博士(人間科学)。グループ・ダイナミックスの視点から、災害体験の記録や表現をテーマに研究している。2010年より「阪神大震災を記録しつづける会」事務局長。2014年度井植文化賞報道出版部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)