内容紹介：事件が起きた修道院への途上、フィデルマ一行は少女を殺した疑いで捕まり私刑に遭いそうになっている若者を保護する。偶然にも若者は修道士消失事件の目撃者でもあった。ふたつの事件に関連はあるのか？　ダヴェド王国の人々は長年の確執からサクソン人に敵意を抱いており、サクソン人のエイダルフは神経を尖らせフィデルマとのあいだもぎくしゃくする始末。慣れない異国の地での事件をフィデルマはどう解き明かす。シリーズ第１０弾。
事件が起きた修道院への途上、フィデルマ一行は少女を殺した疑いで私刑に遭いそうになっている若者を保護する。若者は修道士失踪事件の目撃者でもあった。ふたつの事件に関連はあるのか？ダヴェド王国とサクソンとの確執のせいでサクソン人であるエイダルフは神経を尖らせ、フィデルマとのあいだもぎくしゃくする始末。慣れない異国の地の怪事件をフィデルマは解明できるのか。

トレメイン，ピーター(トレメイン，ピーター)
１９４３年英国生まれ。本名はピーター・ベレスフォード・エリス。ケルト関係の学術書を数多く著し、学会の会長や理事もつとめる著名なケルト学者である。小説家としても精力的に活動しており、ピーター・トレメイン名義の代表作“修道女フィデルマ・シリーズ”をはじめ、ホラーやファンタジー、ピーター・マッカラン名義のスリラーなどを刊行している