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出版社名:飛鳥新社
出版年月:2025年8月
ISBN:978-4-86801-098-2
179P 21cm
妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語
うみこ/著
組合員価格 税込 1,188
(通常価格 税込 1,320円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:結婚、出産、友達づきあい、休日の過ごし方ーーみんなが当たり前にしている「普通」が私にはうらやましかった。家族のために、自分をがまんしてきた人へ、「きょうだい児」の人生を描いたコミックエッセイ。透子は、大学時代からつきあっている婚約者・洸平がいる。しかし、両家顔合わせの日、洸平の母から反対に遭い、婚約破棄となってしまう。その理由は、透子の妹・桃乃にあった。知的障害があり、トイレ・食事・入浴など、 生活のすべてに介助を必要な妹・桃乃、妹の世話を一手に担う母、療育に無関心な父。本作は、社会福祉士資格をもち、福祉の現場での実務経験を持つ著者が、きょうだい児当事者への取材をもとに構成したセミフ…(続く
内容紹介:結婚、出産、友達づきあい、休日の過ごし方ーーみんなが当たり前にしている「普通」が私にはうらやましかった。家族のために、自分をがまんしてきた人へ、「きょうだい児」の人生を描いたコミックエッセイ。透子は、大学時代からつきあっている婚約者・洸平がいる。しかし、両家顔合わせの日、洸平の母から反対に遭い、婚約破棄となってしまう。その理由は、透子の妹・桃乃にあった。知的障害があり、トイレ・食事・入浴など、 生活のすべてに介助を必要な妹・桃乃、妹の世話を一手に担う母、療育に無関心な父。本作は、社会福祉士資格をもち、福祉の現場での実務経験を持つ著者が、きょうだい児当事者への取材をもとに構成したセミフィクション作品です。きょうだい児とは障害がある兄弟姉妹がいる人を指す言葉で、障害がある兄弟姉妹とともに育てられながら、一方でケアを期待されるなど、障害がある兄弟姉妹や親との関係、また家庭外の社会での経験など、さまざまな場面でその影響を受けることが多いと言われています。監修者のメッセージ私達も、この物語の主人公と同じように、障害がある兄弟姉妹がいる「きょうだい児」の立場です。兄弟姉妹への感情は、障害があってもなくても、好き・嫌いと揺れ動くことがあるでしょう。ただ、きょうだい児は、障害の特性・親との関係・周囲の人間関係や生まれ育った環境、社会などとの関係によってその振れ幅が大きくなりがちです。良好な関係を築く場合もあれば、それが難しい場合もあります。きょうだい児について伝える時、私達もこの振れ幅のどの側面を伝えるべきかを悩みます。障害のある兄弟姉妹とともに人生を歩みたいと思うのも、別々の人生を歩みたいと思うのも、そのどちらも正しいからです。現に、私達3人もそれぞれ、この物語に登場するきょうだい児たちに共感する部分もあれば、自分は違うと感じる部分もあります。きょうだい児は親ではありません。きょうだい児が障害のある兄弟姉妹の世話をしなければいけない義務も法律上ありません。本来、それは親、ひいては社会の役割で、兄弟姉妹は互いに独立した存在です。その上で、障害のある兄弟姉妹とどれだけ関わるかはきょうだい児本人にしか決められません。この物語の主人公のように、障害のある兄弟姉妹や親との関係に悩む人は少なくありません。…(後略)
重度の知的障害がある妹、妹の介助に人生を捧げた母、妹の療育に無関心な父。全てが妹中心で回っているこの家で、その“しわ寄せ”に、透子は潰されていった。障害のある人の人権を守ることは、社会として当然のこと。そのまなざしの陰で、声をあげられずにいた「きょうだい児」たちに、光が届くことを願って描いた物語です。家族のために、自分をがまんしてきた人へ。「きょうだい児」の人生を描くコミックエッセイ。
もくじ情報:私の妹には障害がある;友達の基準;ママが泣いた日;私には選択肢がない;この家は全てが妹中心で回っている;妹から離れたい;どうして、私だけ?;プロポーズ;幸せになれない呪い;私は誰からも愛されない;生きていくために;きょうだい児;母の入院と妹;介護と介助と仕事;もう耐えられない;母の変化;成年後見制度;普通を取り戻したい;自分の望みを叶えていく;人生は全て繋がっている;私のこれから
著者プロフィール
うみこ(ウミコ)
漫画家・イラストレーター。愛媛県出身。社会福祉士の国家資格を持ち、病院、介護施設、児童養護施設など、さまざまな福祉の現場での勤務経験をもつ。そこで出会った人々との関わりや、自らの視点をもとに、「家族」や「こころ」といったテーマを、やさしい筆致で描く作品づくりに取り組んでいる。現在は二児の母として、子育てと創作に日々向き合っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
うみこ(ウミコ)
漫画家・イラストレーター。愛媛県出身。社会福祉士の国家資格を持ち、病院、介護施設、児童養護施設など、さまざまな福祉の現場での勤務経験をもつ。そこで出会った人々との関わりや、自らの視点をもとに、「家族」や「こころ」といったテーマを、やさしい筆致で描く作品づくりに取り組んでいる。現在は二児の母として、子育てと創作に日々向き合っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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