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出版社名:講談社
出版年月:2025年10月
ISBN:978-4-06-541282-4
327P 15cm
数の日本史/講談社学術文庫 2895
伊達宗行/〔著〕
組合員価格 税込 1,485
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:暗算は得意なのに、なぜ日本人に理数嫌いが多いのか。その原因には、歴史的・構造的な要因があるのではないか?物理学の泰斗がそんな素朴な疑問から、古来、人間の文化・文明に欠かせない「数の知識」と日本人社会とのかかわりを、たどってみるとーー。12進法を使って土木建築を行ったといわれる縄文時代、ピタゴラスの定理で平城京を作り、飛鳥時代に日本初の元嘉暦を生む。奈良時代には正確な計測が不可欠な班田収授の法を採用するも、平安時代には「金勘定はいやしい仕事」と一気に理数離れが起こるーー。江戸時代の寺子屋と算術教育、日本初のサイエンス・和算の誕生、明治時代の算術から算数への大変換、そして戦後の数教育まで…(続く
内容紹介:暗算は得意なのに、なぜ日本人に理数嫌いが多いのか。その原因には、歴史的・構造的な要因があるのではないか?物理学の泰斗がそんな素朴な疑問から、古来、人間の文化・文明に欠かせない「数の知識」と日本人社会とのかかわりを、たどってみるとーー。12進法を使って土木建築を行ったといわれる縄文時代、ピタゴラスの定理で平城京を作り、飛鳥時代に日本初の元嘉暦を生む。奈良時代には正確な計測が不可欠な班田収授の法を採用するも、平安時代には「金勘定はいやしい仕事」と一気に理数離れが起こるーー。江戸時代の寺子屋と算術教育、日本初のサイエンス・和算の誕生、明治時代の算術から算数への大変換、そして戦後の数教育まで、5000年超の通史を豊富なエピソードで活写。理数科は単なる技術を支える手段ではない。数理に対する関心と尊敬心が高まる、ユニークな数学読本!/解説上野健爾(京都大学名誉教授 四日市大学関孝和数学研究所長)筆者の言葉)「歴史家は数学に興味を持たない人が多く、科学史家はそれぞれの専門を守っている。理系に身を置いてはいるが、数学や歴史学に素人の筆者が本誌を書くに至ったのは、こんな事情であまり知られていない数の日本史に、現代人に強く訴えるものがあると感じたからである。(中略) 社会の専門化によって閉塞感に悩んでいる現代知識人にとって、日本文化の意外な再発見と解放感をもたらすだろう」
ピタゴラスの定理で作られた平城京。飛鳥時代に元嘉暦を導入し、奈良時代には正確な計測が必須の班田収授の法を採るも、平安時代には急激に理数科離れが進む…。五千余年、日本人は数や数学とどう付き合ってきたのか。正倉院保管の古文書や江戸の大ベストセラー「塵劫記」など豊富な史料から、歴史書では見えない日本を綴る!
もくじ情報:第一章 古代の数詞;第二章 大陸数文化の興隆;第三章 漢数字、数文化の到来;第四章 平安、中世の数世界;第五章 数文化興隆の江戸時代;第六章 和算―世界に並んだ科学;第七章 洋算―その受容と現代社会;第八章 現代の数世界
著者プロフィール
伊達 宗行(ダテ ムネユキ)
1929年、宮城県生まれ。東北大学理学部卒業。同大学院理学研究科物理専攻中退。物性物理学専攻。大阪大学名誉教授。日本物理学会会長、日本原子力研究所先端基礎研究センター長などを歴任。2023年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
伊達 宗行(ダテ ムネユキ)
1929年、宮城県生まれ。東北大学理学部卒業。同大学院理学研究科物理専攻中退。物性物理学専攻。大阪大学名誉教授。日本物理学会会長、日本原子力研究所先端基礎研究センター長などを歴任。2023年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)