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出版社名:集英社
出版年月:2025年11月
ISBN:978-4-08-781773-7
316P 20cm
シリアの家族
小松由佳/著
組合員価格 税込 2,178
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内容紹介・もくじなど
文学賞情報:2025年23回開高健ノンフィクション賞受賞
内容紹介:第23回開高健ノンフィクション賞受賞作 選考委員大絶賛! 書き手自身を取り巻く「人間」を、シリアの政治と歴史への深い理解とともに厚みをもって描ききった。 加藤陽子(東京大学教授・歴史学者) 大家族の幸せな記憶、その一瞬の光芒が眼前に浮かんできそうだ。名作である。 姜尚中(政治学者) もはや言葉にすらできぬ過酷な日常を現実として生きた/生き続ける女性がいる。 藤沢 周(作家) 世界が抱える矛盾を独自の視点で描ききった秀作。 堀川惠子(ノンフィクション作家) 秘密警察も移民となったシリア人も政府軍兵士もイラン軍兵士も、すべて等身大…(続く
文学賞情報:2025年23回開高健ノンフィクション賞受賞
内容紹介:第23回開高健ノンフィクション賞受賞作 選考委員大絶賛! 書き手自身を取り巻く「人間」を、シリアの政治と歴史への深い理解とともに厚みをもって描ききった。 加藤陽子(東京大学教授・歴史学者) 大家族の幸せな記憶、その一瞬の光芒が眼前に浮かんできそうだ。名作である。 姜尚中(政治学者) もはや言葉にすらできぬ過酷な日常を現実として生きた/生き続ける女性がいる。 藤沢 周(作家) 世界が抱える矛盾を独自の視点で描ききった秀作。 堀川惠子(ノンフィクション作家) 秘密警察も移民となったシリア人も政府軍兵士もイラン軍兵士も、すべて等身大の人間として描かれている。 森 達也(映画監督・作家) ※五十音順/選評より  風土に根差して生きる人々を撮り続ける著者は、シリアの沙漠で総勢70名という大家族アブドゥルラティーフ一家と出会い、その十二男、ラドワンと恋に落ちる。やがて「アラブの春」から始まるシリア内戦に巻き込まれ、ラドワンは徴兵され、六男サーメルは政治犯として逮捕される。一家は故郷パルミラを追われ、難民として散り散りになってしまう。脱走兵としてヨルダンに逃れたラドワンと結婚し、「シリアの家族」の一員となった著者は、異郷に生きる難民たちの取材を始める。難民となりトルコで暮らして5年。一家の長である義父・ガーセムが、故郷に帰る夢を叶えることなく永眠した。アブドゥルラティーフ家の故郷パルミラの今を見たい……。著者は11年ぶりにシリアに向かい、秘密警察の監視や親族による軟禁をくぐり抜け、かつて一家が暮らした家にたどり着く。命がけの取材から帰還した著者を待ち受けていたのは、夫ラドワンの「第二夫人を娶りたい」という驚きの一言だった……。2024年12月、生きて故郷の土を踏むことはないと思っていたラドワン、そして多くのシリア難民に転機が訪れる。半世紀以上にわたって独裁を続けてきたアサド政権が崩壊したのだ。政権崩壊から8日後、著者はラドワンと長男と共にシリアに入る。…(後略)
第23回開高健ノンフィクション賞受賞作。「世界最大の人道危機」シリア内戦。いくつもの歴史的瞬間をくぐり抜けてきた。シリア難民の妻、二児の母、そして写真家として。安寧の地を探し求める「普通の人々」を描く。
もくじ情報:第一部 内戦下のシリア(逃避行 二〇一二年五月 パルミラ;アブドゥルラティーフ一家 二〇〇八年一〇月 パルミラ;海を渡る移民たち 二〇二三年一二月 ドーバー海峡;沙漠へ、ラクダの乳を搾りに 二〇二一年五月 トルコ;パルミラへの道 二〇二二年九月 シリア;第二夫人騒動 二〇二二年九月 トルコ);第二部 アサド政権崩壊(歴史的瞬間 二〇二四年一二月 シリア;サイドナヤ刑務所 二〇二四年一二月 シリア;一三年ぶりの故郷 二〇二四年一二月 パルミラ;消えた秘密警察 二〇二四年一二月 シリア)
著者プロフィール
小松 由佳(コマツ ユカ)
ドキュメンタリー写真家。1982年、秋田県生まれ。2006年、世界第2位の高峰K2(8611m/パキスタン)に日本人女性として初めて登頂し、植村直己冒険賞を受賞。風土に根ざした人間の営みに惹かれ、草原や沙漠を旅しながら写真家を志す。12年からシリア内戦・難民を取材。25年、本作品で第23回開高健ノンフィクション賞を受賞。日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
小松 由佳(コマツ ユカ)
ドキュメンタリー写真家。1982年、秋田県生まれ。2006年、世界第2位の高峰K2(8611m/パキスタン)に日本人女性として初めて登頂し、植村直己冒険賞を受賞。風土に根ざした人間の営みに惹かれ、草原や沙漠を旅しながら写真家を志す。12年からシリア内戦・難民を取材。25年、本作品で第23回開高健ノンフィクション賞を受賞。日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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