ミステリアスな事件、大規模災害…さまざまな現場と、緊張する鑑定の数々。雑誌「歯界展望」、日本歯科医師会「日歯広報」の連載をもとにまとめた、法医歯科学のうちあけ話と、科学的解説。
もくじ情報：わが道の始まり；遺族の気持ちを想う；新しい科学誕生；“コロンブスの卵”の再現；賠償歯学へのアプローチ；死人に口あり；個人識別と三種の神器；迷子の死体；Ｘ線写真の効用；死体現象；人獣鑑別入門；キズにまつわる話；犯罪と歯根；窒息夜話；息の詰まる話；やさしい中毒の話；スーパーインポーズ法ほか個人識別への３つの鍵；分子生物学への新しい展開；学舎から聞くニコライ堂の鐘

山本　勝一(ヤマモト　カツイチ)
１９２８年神奈川県に生まれる。’５３年東京都歯科大学卒業。同年科学捜査研究所法医学課に勤務（警察庁技官）。’５９年医学博士（東邦医科大学）。’６１年科学警察研究所研究官。同年厚生大臣より死体解剖資格認定証明書（第１５３６号）を受く。’６８年神奈川歯科大学教授（法医学）。’６９年日本法医学会評議員。’９１年神奈川歯科大学大学院教授（歯科法医学）。’９５年神奈川歯科大学名誉教授。日本法医学会名誉会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）