事例をふんだんに取り入れて、詳しく解説。

本書は、日本企業における近年の組織改革が会計とくに管理会計に与える影響について、この問題に関心をもつ研究者が共同して解明することを目的としている。
もくじ情報：第１章　グループ経営の現状と課題；第２章　企業再生のための経営統合と持株会社；第３章　日本企業のコーポレート・ガバナンス；第４章　リソース・ベースト・ビュー（ＲＢＶ）に基づいた多角化戦略；第５章　グループ経営戦略の策定と実行を支援するマネジメント・システム；第６章　連結体制後の海外日系子会社のマネジメント・コントロール―在米子会社責任者へのインタビューを通して；第７章　公共事業政策における再編・再生の課題―ゼネコン組織変革の会計情報分析；第８章　企業組織再編における連結会計情報の分析；第９章　株式交換・移転、会社分割等の組織再編会計

田中　隆雄(タナカ　タカオ)
１９４１年大阪市に生まれる。１９７１年同志社大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得。１９７７年静岡大学助教授。１９８３年経営学博士。１９８５年東京経済大学経営学部教授。１９９５年日本大学商学部教授。１９９９年東北大学経済学部教授。現在、青山学院大学経営学部教授（日本管理会計学会会長、日本原価計算研究学会常任理事）。主要著書に『管理会計発達史』（森山書店、１９８２年（日経・経済図書文化賞受賞））、『管理会計の知見』（森山書店、１９９７年（日本会計研究学太田・黒沢賞受賞））など