母語以外の言語を習得する過程がなぜ異なるのかに焦点を当て、出身国、年齢、ニーズ、目的が違うなどの多様性にどう対応するかを探求。

出身国、年齢、ニーズ、目的が違うなど、学習者の多様性が話題になっている。言語習得にかかわる様々な要因を、現場教師の「おしゃべり」から考察し、理論的枠組みによって検討する。
もくじ情報：第１部　一人ひとりを理解する―「講師室のおしゃべり」から（日本語どころじゃない？；先生、速読よりも文法を；どうしてお話ししてくれないの？；「はい、わかりました」…ホント？　ほか）；第２部　第二言語学習／習得にかかわる個別性要因（第二言語習得研究から見た第二言語学習／習得の個別性；文献研究に見る個別性要因；事例に見る個別性要因）

林　さと子(ハヤシ　サトコ)
津田塾大学教授、日本語教育（グループ代表）