内容紹介：放射線は日常生活を送るのになくてはならない存在になっているが、ややもするとその危険性や悪いことばかりに眼がいきがちで一般にはなかなか認識されていない。著者は「私たちの暮らしと放射線」と題して、がんの予防、米・りんごなどの品種改良、遺跡物の年代鑑定、放射能温泉の効能など、具体的な事例を用いて、奇抜なほどにわかりやすい表現を工夫して放射線の魅力と必要性について説いている。青森県で大ブレークの人気講話集。
青森県で大ブレーク！大人気の講話が、ついに本書で読める！ダンディでおしゃれな博士が、生活に密着した話題を取り上げながら、知られざる放射線の魅力について、ユーモアを交え、わかりやすく語りかける。
もくじ情報：第１章　青いバラと恋する「つがるおとめ」のお話；第２章　ＥＣＯライフとリサイクルのお話―資源貧国日本を救う道；第３章　癌で死なないためのお話；第４章　マウスと玉川温泉のお話；第５章　古代ロマン「青い海・緑の森」のお話；第６章　測ってみましょう！！身近な放射線

田邉　裕(タナベ　ヒロシ)
医学博士。現在、日本原燃（株）放射線管理部部長。大阪府生まれ。京都大学工学部原子核工学科卒業後、動力炉・核燃料開発事業団に入社。１９８０～１９８１年、米国エネルギー省環境測定研究所でネバダ州住民の放射線健康影響に関する調査研究に従事。１９９３～１９９５年、秋田大学医学部で放射線公衆衛生学に関する研究に従事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）