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出版社名:金剛出版
出版年月:2011年9月
ISBN:978-4-7724-1207-0
387P 20cm
語る記憶 解離と語りの文化精神医学
大月康義/著
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内容紹介・もくじなど
原点としての憑依論、統合失調症論、うつ病論、そしてアイヌのイム研究へと歩みを進めるなかで描かれる、日常臨床の周縁部にある原‐光景との接触、そのリアリティから生活世界や精神医学を逆照射する軌跡。本書に収録された代表的論考「精神科臨床とダイアロジスム」「精神科臨床とバフチンの思想」「統合失調症者と自己治癒的コミュニタスの形成」は、患者自身が形成する微小文化を意識しつつ患者の経験を聞くという方法、すなわち精神科臨床における対話的民族誌を試みた精神医学の里程標であり、音読のリズムで精読すべき文化精神医学のコスモロジーを指し示す。
もくじ情報:1 文化装置の発見(手かざしを契機に発症した憑依症候群の一症…(続く
原点としての憑依論、統合失調症論、うつ病論、そしてアイヌのイム研究へと歩みを進めるなかで描かれる、日常臨床の周縁部にある原‐光景との接触、そのリアリティから生活世界や精神医学を逆照射する軌跡。本書に収録された代表的論考「精神科臨床とダイアロジスム」「精神科臨床とバフチンの思想」「統合失調症者と自己治癒的コミュニタスの形成」は、患者自身が形成する微小文化を意識しつつ患者の経験を聞くという方法、すなわち精神科臨床における対話的民族誌を試みた精神医学の里程標であり、音読のリズムで精読すべき文化精神医学のコスモロジーを指し示す。
もくじ情報:1 文化装置の発見(手かざしを契機に発症した憑依症候群の一症例―邪病との比較文化精神医学的考察;憑依の臨床像―複数の文化領域の生む複数のリアリティとその境界事象 ほか);2 厚い記述をめざして(精神科臨床とダイアロジスム;精神科臨床とバフチンの思想―文化精神医学の方法論としての対話的民族誌);3 世に棲む臨床(統合失調症者と自己治癒的コミュニタスの形成―微小文化と共通感覚の視点から;塀の中の不思議な面々―微小文化からみた精神科臨床 ほか);4 精神症候と社会文化的諸力(記憶・文化・多重人格―Ian Hacking,Rewriting the Soul:Multiple Personality and the Sciences of Memoryを読む;文化とフェミニズムの視点からみた現代アメリカのヒステリー―HYSTORIES:Hysterical Epidemics and Modern Cultureを読む ほか);5 幻想の文化結合症候群(アイヌのイム研究の歴史について―日本における文化精神医学のひとつの流れとして;田村幸雄と民族精神医学 ほか)
著者プロフィール
大月 康義(オオツキ ヤスヨシ)
1952年北海道旭川市生まれ。北海道大学理学部数学科、札幌医科大学卒業。北見赤十字病院。現在、大月クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
大月 康義(オオツキ ヤスヨシ)
1952年北海道旭川市生まれ。北海道大学理学部数学科、札幌医科大学卒業。北見赤十字病院。現在、大月クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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