第二次大戦後のマレーシアを取り巻く社会・市場環境の変化に応じて、日本人商工会議所はいかなる役割を果たしたのか。その組織と活動を各種資料を用い、分析する。
もくじ情報：第１章　マレーシアの経済発展と日本企業（戦後～１９８０年）（マレーシアの工業化と日本企業の進出；マレーシアにおける日本人社会；「新経済政策」と日本企業；「第一次投資ブーム」と反日運動；「日本・マレーシア経済協議会」）；第２章　マレーシア日本人商工会議所設立と初期の活動（１９８１～１９８５年）（「重工業化」と「第２次投資ブーム」；「ルック・イースト政策」と日本企業；マレーシア日本人商工会議所の設立；マレーシア日本人商工会議所初期の組織と事業計画；マレーシア日本人商工会議所初期の活動）；第３章　マレーシア日本人商工会議所の本格的活動（１９８６～１９９６年）（「新経済政策」の見直しと「第３次投資ブーム」；マレーシア日本人商工会議所の組織整備；「貿易投資委員会レポート」；マレーシア日本人商工会議所の提言活動；「ベンダー育成プログラム」と企業家育成）；第４章　通貨危機を越えて（１９９７～２００６年）（「２０２０ビジョン」と日本企業；通貨危機と提言活動；「ＪＡＣＴＩＭ　ＦＯＵＮＤＡＴＩＯＮ」（商工会議所基金）；中小企業委員会活動）

川辺　純子(カワベ　スミコ)
城西大学経営学部教授。１９４７年広島県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業、早稲田大学社会科学研究科修士課程修了、東京大学経済学研究科博士後期課程満期退学。スイス銀行東京支店、米国オハイオ州ハニントン銀行、広島ＹＭＣＡ国際ビジネス専門学校、東京ＹＭＣＡ英語専門学校、同社会体育専門学校をへて現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）