内容紹介：訳者のことばから：本書は，工科系学生にとって将来役に立つであろう化学的内容を選んで教えることをめざしており，また，構造と結合に関連する基本的な化学の原理についての知識を，学生たちが正しく理解できるように種々の工夫が凝らされている．本書は技術教育を受けた専門家に対しても化学の基礎知識を十分に提供するものである．同類の本と比べて特徴的なことは，すべての章にわたって，化学と工学のつながりを最重要視して書かれていることである．ほかにもいろいろと工夫して書かれており，化学を学ぶ楽しさが味わえる本といえる．
もくじ情報：化学の紹介；原子と分子；分子、モル、化学反応式；化学量論；気体；周期表と原子構造；化学結合と分子構造；分子と材料；エネルギーと化学；エントロビーと熱力学第二法則；化学反応速度論；化学平衡；電気化学；核化学

Ｂｒｏｗｎ，Ｌａｗｒｅｎｃｅ　Ｓ．(ＢＲＯＷＮ，ＬＡＷＲＥＮＣＥ　Ｓ．)
Ｔｅｘａｓ　Ａ＆Ｍ大学で工科系学生のための一般化学を教える上級講師。１９８１年、Ｒｅｎｓｓｅｌａｅｒ　Ｐｏｌｙｔｅｃｈｎｉｃ　Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅで学士、Ｐｒｉｎｃｅｔｏｎ大学で１９８３年にＭ．Ａ．（修士）、１９８６年にＰｈ．Ｄ．の位学を取得した。大学院生時代に当時の西ドイツで１年間研究。１９８６年から１９８８年まで、Ｃｈｉｃａｇｏ大学でポスドクをして、１９８８年からはＴｅｘａｓ　Ａ＆Ｍ大学の教員としての経歴をもつ