上田市別所温泉の常楽寺住職から天台宗の頂点に立ち、全日本仏教会会長も務める座主の自伝。

比叡山を開かれた伝教大師の法燈を受け継いだ天台座主からのメッセージ。Ｋｅｅｐ　ｓｍｉｌｉｎｇ！いつも笑顔でいなさい！笑顔で拓く人生、笑顔が結ぶ世界。
もくじ情報：第１部　信州・常楽寺編（竹が強いのは、節を作って伸びるから；「偉い」ではなく「親しみやすい」坊さんに；相手の胸襟を開くには、まずはこちらが開かねば　ほか）；第２部　交遊録（棟方志功―「今すぐ戒名をつけてくれ」；司馬遼太郎―徳川家康の日課念仏に釘付け；荒井寛方―壁画の手前で火が止まった　ほか）；第３部　比叡山編（認め合い、対話し、共に祈る；共に喜び共に泣く、人間座主でありたい；歴史をもって鑑となし、仏をもって相つなぐ　ほか）

半田　孝淳(ハンダ　コウジュン)
１９１７年長野県上田市に生まれる。４１年大正大学文学部宗教学科卒業。６１年第五六世常楽寺住職に就任。７８～８１年天台宗参務教学部長を務める。９９年探題上任、０４年曼殊院門跡門主に就任。０７年第二五六世天台座主に就任。日中友好協会顧問、寛方・タゴール会会長、全国青少年教化協議会会長、国際仏教興隆協会会長、日本寺第五世竺主、全日本仏教会会長、等を歴任