ようこそ!
出版社名:刀水書房
出版年月:2014年7月
ISBN:978-4-88708-418-6
371P 22cm
民族浄化のヨーロッパ史 憎しみの連鎖の20世紀/名古屋市立大学人間文化研究叢書 4
ノーマン・M・ナイマーク/著 山本明代/訳
組合員価格 税込 4,455
(通常価格 税込 4,950円)
割引率 10%
お取り寄せ
お届け日未定
※ご注文が集中した場合、お届けが遅れる場合がございます。
内容紹介・もくじなど
内容紹介:第二次大戦以来最悪の戦争,ユーゴ内戦に突き動かされ、「民族浄化」を20世紀ヨーロッパ史の中に跡付ける◇民族浄化の比較史◇ ナイマークは,本書で民族浄化を20世紀のヨーロッパの歴史のなかに跡 付け,アナトリアのアルメニア人とギリシア人,ユダヤ人に対するナチ党の攻撃,ソ連によるチェチェン人=イングーシ人とクリミア・タタール人の強制移送,ポーランドとチェコスロヴァキアからのドイツ系住民の追放,ユーゴスラヴィア内戦の五つの事例を取り上げている。扱っている時代も1910年代から90年代までの長期に渡る。読者は,オスマン帝国からトルコへの近代国家への転換期に起こった民族浄化の事例から,20世紀末…(続く
内容紹介:第二次大戦以来最悪の戦争,ユーゴ内戦に突き動かされ、「民族浄化」を20世紀ヨーロッパ史の中に跡付ける◇民族浄化の比較史◇ ナイマークは,本書で民族浄化を20世紀のヨーロッパの歴史のなかに跡 付け,アナトリアのアルメニア人とギリシア人,ユダヤ人に対するナチ党の攻撃,ソ連によるチェチェン人=イングーシ人とクリミア・タタール人の強制移送,ポーランドとチェコスロヴァキアからのドイツ系住民の追放,ユーゴスラヴィア内戦の五つの事例を取り上げている。扱っている時代も1910年代から90年代までの長期に渡る。読者は,オスマン帝国からトルコへの近代国家への転換期に起こった民族浄化の事例から,20世紀末のユーゴスラヴィア内戦に至るまで,時代を超えて共通する特徴とともに,科学技術や国家機構の発展によって,より巧みに組織化されていく近代的な民族浄化の変貌する形態を知ることができる。◇一人の著者の眼が捉えた20世紀◇ 20世紀ヨーロッパの主要な民族浄化の事例を取り上げた本書は,地域的にも時代的にも広い射程で一人の著者が一貫した論理によって執筆。刊行は2001年だが,その後,英語でも日本語でもこの本に匹敵するものはいまだ刊行されていない。
もくじ情報:第1章 アナトリアのアルメニア人とギリシャ人(オスマン人とアルメニア人;青年トルコ人運動 ほか);第2章 ユダヤ人に対するナチ党の攻撃(ナチ党のイデオロギー;優生学 ほか);第3章 ソ連によるチェチェン人=イングーシ人とクリミア・タタール人の追放(一九四四年の追放の背景;チェチェン人とイングーシ人 ほか);第4章 ポーランドとチェコスロヴァキアからのドイツ人の追放(ズデーテン地方からのドイツ人追放;移送 ほか);第5章 ユーゴスラヴィア継承諸国の戦争(背景;一九八〇年代のナショナリストの熱狂 ほか)
著者プロフィール
山本 明代(ヤマモト アキヨ)
2001年、千葉大学大学院社会文化科学研究科博士後期課程修了(学術博士)。名古屋市立大学大学院人間文化研究科講師、准教授を経て、名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授
山本 明代(ヤマモト アキヨ)
2001年、千葉大学大学院社会文化科学研究科博士後期課程修了(学術博士)。名古屋市立大学大学院人間文化研究科講師、准教授を経て、名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授