内容紹介：学校教育がどの国でも組織されるようになった近代以降の教育史をとりあげる。日本、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、ロシア、中国などの国と、近代公教育を成立させた歴史的段階をたどるために、主に近代以前のヨーロッパにおける教育の形態をも取り上げた。各国における近代公教育制度の成立と、それを生みだした近代教育思想について考察。20世紀に入り、各国で取り組まれたさまざな教育改革の展開についても詳しく明らかにした。21世紀の新たな教育の姿を真剣に考えようとする方のための１冊。
もくじ情報：第１章　近代以前の教育；第２章　公教育制度の成立と近代教育思想の展開；第３章　各国における教育改革運動の展開；第４章　近代日本教育制度の成立；第５章　大正・昭和初期における教育改革；第６章　戦後日本の教育史―復興からグローバリゼーションへ

斉藤　利彦(サイトウ　トシヒコ)
１９５３年福島県生まれ。学習院大学文学部教育学科教授