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出版社名:中央公論新社
出版年月:2019年6月
ISBN:978-4-12-206751-6
445P 16cm
クーデターの技術/中公文庫 マ16-1
クルツィオ・マラパルテ/著 手塚和彰/訳 鈴木純/訳
組合員価格 税込 1,188
(通常価格 税込 1,320円)
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19世紀から20世紀にかけての欧州の事例を、ルポルタージュの手法も用いながら解析した本書は、原著刊行から百年近く経つ現時点においても、さまざまに研究されており、また、現実政治の動きを見るなかでつねに参照される名著である。いかに国家権力を奪取し、またいかにそれを防御するかについて歴史的分析を行うとともに、引き起こす人間の人物論や心理状態の描写も豊富に含んだ、まさに古典中の古典といえるこの著作について、現代的観点から全貌を新訳した中公選書版にもとづき、註釈を増やしてより理解しやすくした文庫版がここに登場。
19世紀から20世紀にかけての欧州の事例を、ルポルタージュの手法も用いながら解析した本書は、原著刊行から百年近く経つ現時点においても、さまざまに研究されており、また、現実政治の動きを見るなかでつねに参照される名著である。いかに国家権力を奪取し、またいかにそれを防御するかについて歴史的分析を行うとともに、引き起こす人間の人物論や心理状態の描写も豊富に含んだ、まさに古典中の古典といえるこの著作について、現代的観点から全貌を新訳した中公選書版にもとづき、註釈を増やしてより理解しやすくした文庫版がここに登場。
内容紹介・もくじなど
いかに国家権力を奪取し、またいかにそれを防御するかについて歴史的分析を行った本書は、クーデターを引き起こす当事者の人物論や心理状態の描写も豊富に含み、その完成度は他の追随を許さない。時代を超えて研究されており、まさに古典中の古典といえよう。本文庫版では註釈をより増やし、理解をしやすくした。
もくじ情報:第1章 ボリシェヴィキ・クーデターとトロツキーの戦術;第2章 失敗せるクーデターの歴史―トロツキーとスターリンの対立;第3章 一九二〇年ポーランドの体験;第4章 カップ・三月対マルクス;第5章 ボナパルト初めての現代的クーデター;第6章 プリモ・デ・リヴェラとピウスツキ―宮廷人と社会主義将軍;第…(続く
いかに国家権力を奪取し、またいかにそれを防御するかについて歴史的分析を行った本書は、クーデターを引き起こす当事者の人物論や心理状態の描写も豊富に含み、その完成度は他の追随を許さない。時代を超えて研究されており、まさに古典中の古典といえよう。本文庫版では註釈をより増やし、理解をしやすくした。
もくじ情報:第1章 ボリシェヴィキ・クーデターとトロツキーの戦術;第2章 失敗せるクーデターの歴史―トロツキーとスターリンの対立;第3章 一九二〇年ポーランドの体験;第4章 カップ・三月対マルクス;第5章 ボナパルト初めての現代的クーデター;第6章 プリモ・デ・リヴェラとピウスツキ―宮廷人と社会主義将軍;第7章 ムッソリーニとファシスト・クーデター;第8章 女性・ヒトラー
著者プロフィール
マラパルテ,クルツィオ(マラパルテ,クルツィオ)
イタリア人の作家。父はドイツ人で本名はKurt Erich Suckert。ファシスト左派の立場から『国家の征服』誌を創刊、「ファシズム側の最も手ごわいペン」と評される雑誌に成長させた。以後、さまざまな雑誌・新聞の編集長を務め、両大戦間の文学界、ジャーナリズムに重きをなす。1933年、『クーデターの技術』(1931年刊)がヒトラー攻撃の書として物議を醸して逮捕、流刑となる。後年には、同時代の動乱のなか、左右を問わず自由の敵を批判し、その手法を厳しく論じる立場となり論壇に重きをなした
マラパルテ,クルツィオ(マラパルテ,クルツィオ)
イタリア人の作家。父はドイツ人で本名はKurt Erich Suckert。ファシスト左派の立場から『国家の征服』誌を創刊、「ファシズム側の最も手ごわいペン」と評される雑誌に成長させた。以後、さまざまな雑誌・新聞の編集長を務め、両大戦間の文学界、ジャーナリズムに重きをなす。1933年、『クーデターの技術』(1931年刊)がヒトラー攻撃の書として物議を醸して逮捕、流刑となる。後年には、同時代の動乱のなか、左右を問わず自由の敵を批判し、その手法を厳しく論じる立場となり論壇に重きをなした