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出版社名:みすず書房
出版年月:2021年8月
ISBN:978-4-622-09032-8
237P 20cm
壊れた魂
アキラ・ミズバヤシ/〔著〕 水林章/訳
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内容紹介・もくじなど
文学賞情報:2021年72回芸術選奨・文部科学大臣賞(文学関係)受賞
1938年秋、東京。思想統制によって父を逮捕され、たった一人の肉親を永遠に失った少年、礼は兵隊に破壊された父のヴァイオリンを携えて、父の友人マイヤール夫妻とともにフランスへ渡る。60余年後、弦楽器職人としてパリに工房を構えるジャック・マイヤール=レイ・ミズサワは、新進ヴァイオリニスト山崎美都理を通じて、踏み込んできた隊の中で唯一父を救おうとした「クロカミ」中尉の戦後と、死までの人生を知る。そして礼が12年の年月を費やして修復・再生し、美都理の手に託された形見のヴァイオリンが1938年のその日、逮捕の直前に父が奏でた曲の調べを…(続く
文学賞情報:2021年72回芸術選奨・文部科学大臣賞(文学関係)受賞
1938年秋、東京。思想統制によって父を逮捕され、たった一人の肉親を永遠に失った少年、礼は兵隊に破壊された父のヴァイオリンを携えて、父の友人マイヤール夫妻とともにフランスへ渡る。60余年後、弦楽器職人としてパリに工房を構えるジャック・マイヤール=レイ・ミズサワは、新進ヴァイオリニスト山崎美都理を通じて、踏み込んできた隊の中で唯一父を救おうとした「クロカミ」中尉の戦後と、死までの人生を知る。そして礼が12年の年月を費やして修復・再生し、美都理の手に託された形見のヴァイオリンが1938年のその日、逮捕の直前に父が奏でた曲の調べをホールに響かせたその瞬間、ひとつの円環が閉じ、新しい生が始まろうとしていた…日本に暮らす日本人である著者がフランス語で書き、出版後、またたく間にフランス国内で高い評価を得た小説、^Ame bris´eeを著者自身の翻訳で贈る。
著者プロフィール
ミズバヤシ,アキラ(ミズバヤシ,アキラ)
水林章。1951年山形県生まれ。東京外国語大学フランス語科卒業。1973年よりフランス、ポール・ヴァレリー・モンペリエ大学に留学後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。1979年よりパリ高等師範学校ENS‐Ulm留学。パリ第7大学博士課程修了。第三期課程博士。上智大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ミズバヤシ,アキラ(ミズバヤシ,アキラ)
水林章。1951年山形県生まれ。東京外国語大学フランス語科卒業。1973年よりフランス、ポール・ヴァレリー・モンペリエ大学に留学後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。1979年よりパリ高等師範学校ENS‐Ulm留学。パリ第7大学博士課程修了。第三期課程博士。上智大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)