幼いころ両親を亡くしたケリーは、生き別れた妹２人の消息を１３年後、ようやく突き止めた。大富豪のもとで裕福に暮らす上の妹とは正反対に、下の妹は、貧しい家庭で使用人同然にこき使われていた。ケリーは下の妹を引き取りたい一心で、上の妹の後見人の大富豪ウェインに面会を求めた。現れた逞しく精悍な彼にしかし、金目当ての偽者と追い払われたのだった。帰国費用を稼ぐかたわら、密かに上の妹と会っていたある日、ウェインに見つかってしまう。そして突然、熱いキスをされ…？

ハンプソン，アン(ハンプソン，アン)
元教師。旅行好きで、各地での見聞をとり入れて小説を書きはじめたところ好評を博し、ついに教師を辞め執筆活動に専念することにした。物語の背景として選んだ場所へは、必ず自分で足を運ぶことをモットーとしていた。７０年代から活躍し、シリーズロマンスの黎明期を支えた作家の一人（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）