内容紹介：相転移・相分離現象をおもなテーマとして、コロイド、高分子、ゲル、液晶、界面活性剤などのソフトマターに関する基礎的事項を丁寧に解説しています。　熱力学の基礎からスタートし、ソフトマターの代表的特徴である「ゆっくりした運動・柔らかさ・メゾスコピック構造」が生むさまざまな物理現象を解き明かします。　図を豊富に盛り込み、途中計算も詳しく示しているので、初学者におすすめです。　明快な文章で親しみやすく、実際に講義を受けているような感覚で読める、最初の1冊にふさわしい入門書です。
もくじ情報：１　ソフトマター；２　分子間相互作用とエントロピー；３　相分離とそのダイナミクス；４　コロイド分散系；５　孤立高分子鎖の統計；６　高分子溶液の相分離；７　高分子鎖の相転移；８　液晶相；９　ネマチック相―等方相転移；１０　ソフトマターの自己会合

松山　明彦(マツヤマ　アキヒコ)
１９８６年東京農工大学工学部応用物理学科卒業。２０１９年九州工業大学大学院情報工学研究院物理情報工学研究系教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）