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出版社名:筑摩書房
出版年月:2023年1月
ISBN:978-4-480-86742-1
314P 21cm
イギリス近代と自由主義 近代の鏡は乱反射する
金子勝/著
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:「小さな政府」と「自由貿易」を掲げ、アジア・アフリカ経済圏を世界市場に組み入れていったイギリス近代。その「経済的自由主義」の虚構性を剔抉した渾身作!
イギリス「近代」国家は、内には地方、外には植民地という「非近代的」な領域を組み入れながら、それらを食い潰していった。国内では財政均衡と「小さな政府」を追求し、国外では自由貿易を掲げたイギリスは、アジア・アフリカの非資本主義的な経済圏を、いかにして世界市場へと組み込んでいったのか?覇権国となる中で、「経済的自由主義」というイデオロギーは、いかなる役割を果たしたのか?これらの難問を実証的に解き明かし、戦後日本の社会科学を深く規定するイギリス…(続く
内容紹介:「小さな政府」と「自由貿易」を掲げ、アジア・アフリカ経済圏を世界市場に組み入れていったイギリス近代。その「経済的自由主義」の虚構性を剔抉した渾身作!
イギリス「近代」国家は、内には地方、外には植民地という「非近代的」な領域を組み入れながら、それらを食い潰していった。国内では財政均衡と「小さな政府」を追求し、国外では自由貿易を掲げたイギリスは、アジア・アフリカの非資本主義的な経済圏を、いかにして世界市場へと組み込んでいったのか?覇権国となる中で、「経済的自由主義」というイデオロギーは、いかなる役割を果たしたのか?これらの難問を実証的に解き明かし、戦後日本の社会科学を深く規定するイギリス近代像に再考を迫る!
もくじ情報:第1章 幼稚産業保護―インド対イギリス(産業革命とイギリス綿業保護政策;植民地体制再編と輸出向けインド綿業の破壊);第2章 「安価な政府」と植民地財政―英印財政関係を中心にして(イギリス植民地財政の急膨張とインドの戦略的地位;「安価な政府」を支えたインド財政 ほか);第3章 名誉革命体制とイギリス近代国家(「財政=軍事国家」論の登場;名誉革命体制と統治構造 ほか);第4章 「自由主義」的行財政改革への転換(地主貴族政による経済的「自由主義」;一七八〇~八七年の「自由主義」的行財政改革 ほか);第5章 イギリス近代国家における中央と地方(イギリス近代「自由主義」のアポリア;近代国家機構創出をめぐる相克 ほか)
著者プロフィール
金子 勝(カネコ マサル)
1952年、東京都生まれ。経済学者。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学社会科学研究所助手、法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て、立教大学経済学研究科特任教授、慶應義塾大学名誉教授。財政学、地方財政論、制度経済学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
金子 勝(カネコ マサル)
1952年、東京都生まれ。経済学者。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学社会科学研究所助手、法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て、立教大学経済学研究科特任教授、慶應義塾大学名誉教授。財政学、地方財政論、制度経済学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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